今回の開発では、産総研が幹事機関となり、永平寺町(福井県)にて、”レベル4自動運転移動サービス”実現を目指した自動運転車の実証実験が推進されていた。ヤマハ発動機は車両提供・車両制御に関連する各種技術・管制システムを、三菱電機が各種センサーを含む車両制御システムを、ソリトンが遠隔監視システムとその通信を担当している。車両は、道路に埋設された電磁誘導線を読み取るとともに、各種センサーなどで周囲の環境を認識して自動運行し、オペレーターによって遠隔監視される。
今回のサービスは、公道における特定条件範囲内で、「永平寺参ろーど(全長約8km)」内の”荒谷~志比区間(約2km)”を走行する。今回の取り組みは、経済産業省と国土交通省が連携し、先進モビリティサービスの実現・普及に向けて、研究開発、実証実験、社会実装まで一貫した取り組みを行う「自動運転レベル4等先進モビリティサービス研究開発・社会実装プロジェクト(RoAD to the L4)」の一環となっている。
