GPSで位置情報を常時確認! クルマを盗難から守る! スマートタグ&トラッカー最前線【CarGoodsMagazine 愛車見守り術2023】

カーユーザーにとってもっとも嫌なことといえば愛車の盗難。最近では犯人の手口も巧妙化しており、最新のセキュリティシステムもかいくぐって持ち去られてしまうのだ。そこで今注目を集めているのがスマホやGPSを活用した位置情報追跡システムに注目。その最新動向を探ってみた。

GPSの活用で愛車の現在位置をリアルタイムでフツーに把握!?

海外で人気の高いワンボックス車やRV、絶版のクラシックスポーツカーなどに乗っていて、もっとも気をつけなければならないのが盗難被害。リレーアタックやCANインベーダーなどその手口も巧妙化しており、100%防ぐことは残念ながら不可能に近い。
そんな状況下で最近注目を集めているのが、スマートフォンやGPSを活用した位置情報追跡システムだ。実際に犯人検挙や盗難車発見の実績もあるといい、その存在は見逃せない。

車載用としてお勧めなのが「GPSトラッカー」と呼ばれるシステムだ。GPSで取得した位置情報を、携帯電話網などでサーバーへ定期的に送信。スマホやパソコンで位置情報をリアルタイムに確認できるのだ。デメリットとしては通信量などコストがかさむことと、消費電力が比較的大きいこと。しかし通信が届く場所なら日本全国どこでも位置情報を把握できるメリットは大きい。

ALPINE『MAMORUCA(価格:1万2800円/GPSトラッカー本体・税込)』
コンパクトなGPSトラッカーが、車両の位置情報を定期的にサーバーへ送信。スマホやパソコンのWEBコンソール上で位置情報を確認できる。配線も電源ケーブル(常時電源・アクセサリー電源・グランドアース)を取るだけなので、簡単に取り付けられるのだ。

スマートタグやトラッカーなど機能の違いをチェック

もっとも手軽なのは「スマートタグ」や「スマートトラッカー」と呼ばれる、いわゆる紛失防止アイテムだ。Bluetoothでスマホと接続することにより、ペアリングが解除されると“紛失”と認識してブザーを鳴らしたり、現在位置を対応アプリに発信したりしてくれるのだ。

メリットとしては消費電力が小さく長期間発信できることと、本体もコンパクトということ。デメリットとしては距離が離れすぎると使えないこと。クルマのキーの紛失防止や、GPSトラッカーの補助として活用したいアイテムだ。
もちろん、盗難そのものを防げるシステムではないが、備えあれば憂いなし。次なる一手としての存在価値もある。

Anker『Eufy Security SmartTrack Card(価格:3990円/税込)』
薄さ約2.4mmというカードタイプの紛失防止スマートトラッカー。iPhone端末などに搭載されている「探す」アプリに対応しており、世界中のApple端末を「探す」ネットワークにより、登録したカードの位置を確認できる。また最後に接続した場所からも位置情報を確認可能。

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