老舗『ECLIPSE』ブランドの10.1インチの大画面&フローティングカーナビ! 【CarGoodsMagazine カーナビゲーションシステム最前線】

注目すべき新AV一体型ナビがこの春、新登場する。それらはデンソーソリューションによって企画・開発されたモデルで、デンソーテンが展開する「イクリプス」からリリースされる。発売されるのは計3機種。それぞれのストロングポイントをレポートしていく。

新登場するのは2ライン!
上級グレード『HSシリーズ』は、10.1型フローティング機!

最初に、「ECLIPSE(イクリプス)」というブランドについて説明しておこう。同ブランドは、1988年にアメリカ市場向けにカーオーディオシステムを発売したことを起源とする老舗国産カーエレクトロニクスブランドの1つだ。日本国内で活動を開始した1995年以後、ハイエンドカーオーディオユニット、AV一体型ナビ、そしてホームオーディオ用スピーカー等々さまざまな製品をリリースしてきた。

そんな同社から、この4月と6月に新たなカーナビが2ライン登場した。1つは『HSシリーズ』で、もう1つが『LSシリーズ』。それぞれの特長を説明していこう。

ECLIPSE『HSシリーズ AVN-HS01F』(価格:オープン/6月発売予定)
大画面&高画質化に併せて、地図の描画も見直されている(例えば地図のルート線、目的地直線を滑らかに描画)。またルート探索機能も進化。1度に有料優先、有料回避等の6ルートを引ける。さらにスマホ連携力が高いことも特長で、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応し、さらにはHDMI端子が装備されているので「ミラーリング」も可能だ。

まずは上位グレードとなる『HSシリーズ』から。なお当シリーズにラインアップするのは今のところ1機種のみだが、これがなかなかの意欲作。同ブランドでは初となるフローティングモデルとなっていて、画面サイズは10.1型。ちなみに現在市場には11型機も存在するが、当機はそれに次ぐ大画面モデルだ。

スマホ連携力を強化!
Bluetoothに対応しHDMI端子も備え「ミラーリング」も可能!

そして当機の利点は画面が大きいことにとどまらない。まずはその大画面を多くの車種に装着できることが強みだ(約400車種に装着可能)。次いでは高画質であることも自慢で、地図も映像も見やすい。大画面ゆえの視認性の良さを活かすべく、HDパネルが採用されている。

またスマホ連携力も高い。Bluetoothモジュールを内蔵しHDMI端子も装備する。昨今は車内でもスマホで音楽を聴くドライバーが増えているが、メインユニットがBluetoothに対応しているとスマホも使いやすくなる。ワイヤレス接続が可能となるばかりか、最初にペアリングさえ行っておけば都度の接続が自動で行われ、曲送り等の主要な操作を車載機の画面上で行える。
そしてHDMI端子が備わっていると、スマホのミラーリングが実行できる。結果、車内で楽しめる映像コンテンツが一気に増える。YouTube動画が観られたり、動画系ストリーミングアプリも車内で満喫できるようになるというわけだ。

ECLIPSE『LSシリーズ AVN-LS03W(価格:オープン)』
新たなスタンダードラインとなる当シリーズは、7型ワイドモデルと7型180mmモデルの2機種展開だ(こちらは200mmモデル)。起動が速く(従来比約2倍)、さらには操作レスポンスも俊敏だ。

そしてもう1つ、『LSシリーズ』の特長も説明していこう。このシリーズは手頃であることがまずはストロングポイントだ。しかし、ただリーズナブルなだけではない。当機では特に操作レスポンスが速められていて、起動も速い。
また、基本のナビ機能も充実している。かねてから好評を博していた方面看板表示やジャスト案内等、ルート案内が一層分かりやすくなっている。
ちなみに、『LSシリーズ』にて実現されている利点は、上位グレードの『HSシリーズ』にも反映済みだ。
価値ある新ナビを探していたというのなら、「イクリプス」の新作にもご注目あれ。

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