Gノーズにワークスタイプのフェンダー&リヤにはアイローネゲートを装着したS30Z。オーナーが目指したのは1980年代中ごろから人気となったコミックス『シャコタン☆ブギ』に登場する“アキラのZ”。ワンオフパーツ満載のカッコいいZに仕上がった。
ワンオフならではの見事なダクト類 ボディのラインは崩さず、それでいて迫力ある造形美を持たせた、ボンネットやフロントフェンダーに設けられたエアアウトレット。ワンオフ制作ならではの作り込みだ。
足まわり
ホイールはRSワタナベをセレクト。サイズはフロントが10J-15、リアが12J-15でオフセットは不明。足回りは前後とも車高調化され、組み合わせるスプリングはフロントが12kg、リヤが9kg。フロントのキャリパーはタイプMキャリパーとなる。
エンジン
外観の迫力に負けないフルチューンエンジンを搭載する。L28をベースに亀有の89.5Φピストンとフルカウンター83mmクランクをセットし3.1 ℓに。その他カムやデスビなども亀有パーツをふんだん使用する。 組み合わせるキャブはソレックスの50Φで、短めのカールファンネルをセットする。
排気系は48Φ等長のタコ足に、90Φの太さを誇るステンレス管を使ったフルストレートワンオフマフラーを組む。
室内
追加メーターを巧みに埋め込むなどし、ノーマル風のシンプルな雰囲気を醸し出すインパネ。ステアリングはダッツンコンペ。 巧みに埋め込まれた追加メーター類。純正位置には亀有の燃圧計とオートメーターの電圧計がセットされ、ラジオがあった部分に大森の水温・油圧・油温計をセット。ちなみにタコメーターも純正位置にオートメーター製を埋め込んでいる。シートは左右ともにリクライニングタイプのレカロSRを奢る。
今回紹介したフェアレディの記事は、様々な国産旧車の記事や情報を満載の令和に残るクルマ改造雑誌『G-ワークス』(毎月21日発売)に掲載された記事からの引用・転載になります。