えっ! これでパイクスピークに参戦? フォードが 1,400馬力の新型スーパーバン4.2で第101回パイクスピーク・ヒルクライムに参戦!圧倒的なEVパワーとエアロダイナミクスで山中を駆け抜ける!

新型「フォード・スーパーバン4.2」
フォード・パフォーマンスは、グランツーリスモが実施する第101回ブロードムーア・パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに、衝撃的な新型「フォード・スーパーバン4.2」で参戦することを発表した。この待望のイベントでは、この洗練されたオール・エレクトリック・デモンストレーターの画期的なデザイン、先進技術、そして困難なヒルクライムでのパフォーマンスを最適化するユニークな機能が余すことなく披露される。1916年の第1回レースにT型フォードで参戦した歴史を持つフォードは、STARDと手を組んで圧倒的なパフォーマンスモデルをレースに投入する。

高性能を突き詰めたスーパーバン4.2

スーパーバン4 から改良されたスーパーバン4.2 は、時速240km/hで2,000kgのダウンフォースを増加させながら精密に再設計された空力特性の真価を発揮する。ダウンフォースに貢献するエアロには、軽量カーボンファイバー製リアスポイラーとフロントスプリッターがあり、いずれもスーパーバン4.2を山のワインディングロードにしっかりと固定させるのに役立っている。シャシーも軽量化され、全体的なバランスが改善され、曲がりくねった山道でも俊敏に走ることができるようになっている。

パワートレインにも改良が加えられている。STARD UHP 6フェーズモーターの数を4つから3つに減らし、STARDの超高性能リチウムポリマーNMCパウチセルを利用することで、1つのモーターでフロントを、2つのモーターでリアを駆動する全輪駆動システムを維持しながら、最適なパワーウェイトレシオが実現されている。スーパーバン4.2は、1,400馬力以上の放電パワーの潜在能力をフルに発揮することができるとともに、バッテリーの新しい600kWの回生性能を活用してエネルギーを最適に利用することができる。

シャシーには、カーボン・セラミック・ブレーキ・ディスクを備えた回生ブレーキ・システムの改良、ピレリP Zeroレース・タイヤを装着したマグネシウム鍛造ホイール、アップグレードされたドライブシャフト、パースペックス・ウィンドスクリーン、ミニマルなレース用インテリアを装備し、SuperVan 4.2が山で最高のタイムを出すために必須でない重量を取り除いている。

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