今や高圧洗浄機といえば「ケルヒャー」だが、スタンダードモデルはどれほど使えるのか!? その実力を使って確かめる!【CarGoodsMagazine】

洗車好きにとって、もはや必須アイテムともいえる高圧洗浄機。頑固な汚れも落とせるパワフルな洗浄力は一度体験したら病みつきになってしまうこと請け合い。洗車のみならず、ガレージや玄関などマイホームの掃除にも活用できるのも魅力だ。そんな高圧洗浄機を日本に持ち込み広めたのが、鮮やかなイエローのボディがトレードマークの「ケルヒャー」である。日本に上陸して35年の節目を迎える今、その実力はいかほどのものか? あえてスタンダードモデルの実機を入手し、その実力をチェックしてみた。

水冷式モーターを採用し、騒音対策も万全に行われる

『K3 サイレント プラス ベランダ』最大の特徴は、モーターを水冷式としていること。給水用の水を二次利用して熱によるモーター負荷を低減することで、空冷式モーター製品と比べて約3倍の耐久性を実現。信頼性を大幅に高めている。

また不快な音を漏らさない本体カバーやモーターの作動音を抑える吸音材、モーターの振動音を抑えるゴム製ダンパーの採用により、体感音を約50%カット。音圧レベルは10dBの低減を実現した静音仕様となっており、近所迷惑も気にならない。まさに日本の市場で求められる静粛性とケルヒャーならではの圧倒的な洗浄力を両立させることに成功しているのだ。

ケルヒャー『 K3 サイレント プラス ベランダ&カー』(実勢価格:3万7000円前後/税込)
トリガーガンやノズル、高圧ホース(12m)を本体に収納できるほか、バリオスプレーランスやサイクロンジェットノズルのほか、デッキクリーナーやフォームノズルが付属。様々なシチュエーションで活用できる。

また、魅力はそれに留まらない。本体はハンドルが伸縮可能なうえにタイヤ付きとなっており機動性に優れているのも魅力。本体の重量は12.7kgとそれなりの重さとなるが、持ち手にも使えるバンパーが備わっており持ち運びもしやすくなっているのだ。移動がラクなのですぐに使えるし、収納も苦にならない。

多彩なアクセサリーが標準で付属し、機動性にも優れる!

多彩なアイテムを標準装備しているうえに、それらを本体に収納できるのもうれしいポイントに挙げられる。高速回転させながら水を噴射する「サイクロンジェットノズル」は、頑固汚れを落とすのにぴったり。ホイールにこびりついたダストや泥汚れも簡単に洗浄できる。
またノズル先端を回すことで水圧を調整できる「バリオスプレーランス」は扇状に広がって噴射されるのでボディの洗浄に向いている。網戸や外壁の汚れ落としにも活用できるのも魅力だ。

圧倒的な洗浄力を誇るサイクロンジェットノズル。高速回転させながら水を噴射するので、頑固な汚れも根こそぎ落とせる。ケルヒャーの定番ノズルだ。

さらにガレージの床やコンクリートの洗浄に便利な「デッキクリーナー」まで付属する。こちらは水が飛び跳ねることもなく均一に洗浄できる優れもので、苔が生えたコンクリートの床もあっという間にキレイにできる。そのほか泡立ちのいい「フォームノズル」やバケツに溜めた水を自吸できるホースなど、便利なアイテムを標準付属する。

ケルヒャーでは、そのほか様々なアクセサリーを用意。それらを組み合わせれば、さらに自分に合った高圧洗浄機へとアップデートできる。
まさに着実な進化を遂げているケルヒャーの高圧洗浄機。洗車はもちろんマイホームの掃除にも使い倒せる便利さは計り知れない。ぜひ最新モデルの実力を味わってみてほしい。

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