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テレビ視聴もナビ操作も思うがままにコントロール
クルマのなかでもテレビが見られるようになってから、はや四半世紀以上が立つ。地デジが拡充し、そしてスマートフォンを始めとするデジタルデバイスの普及によって場所を問わない動画視聴になってもなお、いまだ変わらないのが、車両走行中時における車載モニターの視聴制限だ。
機器がいかに進化しても、車両走行中は放映をシャットダウンするのは古今東西変わらない。確かに、運転手が画面を凝視することは、言うまでもなく安全運行上の妨げにもなる。けれど、同乗者にとっては別の話。せっかくの優れた機器を持ちながら、視聴機会までを奪うのはいかがなものか。
古くから続くこの慣例に対し裏から支え続けてきたのが、データシステムの看板製品でもあるテレビキットだ。この機器の後付けにより、車両状態のいかんを問わず、常にテレビ視聴が可能になる。
新型プリウス&セレナ、CX-60にも対応!
テレビだけに限らず、走行中のナビ操作をも可能するテレビ・ナビキットなどシリーズも拡充し、切り替えスイッチをビルトイン化したり、あるいは純正ステアリングスイッチを転用できるなど、操作系統も平易化。さらにカプラーオンによる機器の後付けも可能にしたりと、登場以来、時代に寄り添って機器形態も様々に進化させてきた。
そしてそれは、車両そのものが大きく変わる今もなお変わらない。新車購入後、真っ先に必要とされる納車儀式の定番品ともされるだけに、製品リリースに至る開発スピードも求められるなか、2023年の今もなお、その動きには変わりなく、さらに旺盛とも言える。
この春も、新型プリウス、セレナ、そしてCX-60と、矢継ぎ早に適合品を市場投入。いまや各種運転支援装置と密接に絡み合う車載モニターながらも、回避策を講じることで、機会を問わないテレビ視聴を可能にしている。
機器の特性上、直接目に触れる機会は少ないものの、その役割はまさに縁の下の力持ち。歩みを止めないその姿勢こそが、時代を問わずに求め続けられるロングセラーたるゆえんと言える。