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北米ランドクルーザープラド250が2.4L直4ターボハイブリッド
2024年型ランドクルーザーは、トヨタ自動車の田原工場と日野工場で生産され、2024年春に米国に導入される。北米に導入されるランドクルーザー250のパワートレーンは、T24A-FTS型2.4L直4ターボ+ハイブリッド(Direct Shift-8ATとエンジンの間にモーターを挟み込む)で、シリーズのなかで上級版電動パワートレーンを搭載する。
搭載するバッテリーは1.87kWhのニッケル水素(NiMH)バッテリーだ。信頼性を重視してニッケル水素バッテリーを選んだのだろう。
北米ではi-FORCE MAXハイブリッド・パワートレーンと呼ばれている。システム最高出力326ps、最大トルク630Nm(465lb.-ft)だ。
グレードは
Land Cruiser 1958
Land Cruiser
Land Cruiser First Edition
の3グレード構成。
Land Cruiser First Edition
Land Cruiser
Land Cruiser 1958
ファーストエディションは、北米限定5000台。丸型ヘリテージLEDヘッドランプ、ルーフラック、ロックレール、専用インテリアを装備している。
ランドクルーザーの象徴である丸型LEDヘッドライトと “TOYOTA “ヘリテージグリルを採用したのが「1958」。FJ62を彷彿とさせるスリムな角型ヘッドライトを採用したのが「ランドクルーザー」だ。
価格(MSRP)が5万ドル台半ばから。MSRPは、「メーカー希望小売価格」だから、税抜き価格だ。現在の円ドル相場で考えると
1ドル=142円
つまり、5万ドル台半ばなら5万5000ドルで781万円になる。生産は日本(田原工場と日野工場)だから、アメリカに輸出する際に2.5%の関税がかかる。
仮にMSRPが5万5000ドルなら関税抜きで5万3659ドル(1ドル=142円換算で)は約762万円だ。日本で消費税10%が乗ると838.2万円になる。
現行のランドクルーザーの最上級グレード(2.8L直4ディーゼルエンジン搭載)が511万8000円だから、だいぶ割高な気がする。が、ここでトヨタの想定為替レートが1ドル=125円ということを考えると
北米ランドクルーザー1958のMSRPが5万5000ドルだとすると687万5000円。
関税2.5%を除くと約670万7000円
これに、消費税10%を乗せると737万7700円となる。
つまり、将来的に2.4L直4ターボ+ハイブリッドが最上級グレードで国内販売されるとなったら、737万7700円~ということになりそうだ。
では日本での価格はどうなる?
ついでにいうと、北米でのスープラの価格は最上級グレードの
Supra 3.0 Premium I6:5万6150ドル
これが国内(消費税込み)731万3000円
だから、北米MSRP5万ドル台半ば=国内消費税込み710-730万円あたりなのは、そうはずれていないだろう(今後の為替相場によるが)。
上級のランドクルーザー300の3.4L(3444cc)V6ガソリン+10ATのエントリーグレードの価格が510万円(GX)だから2.7Lの直4ガソリンは、これよりもだいぶ軽いプライスタグである必要がある。
同じくランドクルーザー300の3.3L(3345cc)V6ディーゼルターボ+10AT搭載のグレード(ZX)が760万円。
いろいろ考えると
国内仕様のガソリンがエントリーグレードの2.7L直4ガソリン+6ATが470万円~
2.8L直4ディーゼルターボ+8ATが530万円~
将来導入予定の2.4L直4ターボ+ハイブリッドが710万円~
2.4L直4ターボハイブリッドは、豪華装備の最上級グレードとなるのではないだろうか?