フェイスリフトを受けてさらにスポーティになったメルセデス・ベンツCLA/CLAシューティングブレークが上陸!

メルセデス・ベンツ日本は9月25日、改良を受けたメルセデス・ベンツCLA/CLAシューティングブレークを導入し、同日より注文受付を開始した(CLA 180は11月以降に注文受付を開始予定)。税込車両価格は573万円〜864万円で、納車はCLA 200 dとメルセデス AMG CLA 35 4MATICが同日より、CLA 180が11月以降となる見通しだ。なお、日本仕様のハンドル位置は全車右のみとなっている。

アダプティブハイビームアシストや360°カメラシステムを全モデルに標準装備

AMGラインパッケージ装着車

このたび発表された改良版のCLA/CLAシューティングブレークは、エクステリアデザインを刷新するとともに、ナビゲーションシステムをSクラス等に採用している最新世代版にアップデートし、安全性や快適性を高めるアダプティブハイビームアシストや駐車時や狭い道などで車両の周囲の状況をディスプレイで確認することができる360°カメラシステムを全モデルに標準装備。さらにBurmester製サラウンドサウンドシステムをオプション設定した。さらに、CLA 180とメルセデスAMG CLA 35 4MATICに48V電気システムとBSG(ベルトドリブン・スタータージェネレーター)を搭載することにより、効率性、快適性、高性能化を同時に実現している。

スポーティに刷新されたエクステリア

AMGラインパッケージ装着車

フロントマスクでは、マットクローム仕上げの小さなスリーポインテッドスターが無数に散りばめられたシングルルーバータイプの「スターパターンフロントグリル」を採用。AMGラインパッケージでは、下部に広がる台形とその両サイドに大口径のエアインテークにすることで、よりアグレッシブかつパワフルなデザインになったフロントバンパーが新しい。AMG CLA 35では、縦ルーバーをあしらった AMG専用フロントグリルや、新デザインのボンネットエンブレムが採用された。

ヘッドライトはよりシャープな印象を与えるデザインに変更。さらに交通状況に応じてハイビームとロービームを切り替え、ヘッドライトの照射範囲を自動で調整し、あらゆる状況下において常に最大限の視界を確保するライトシステム「アダプティブハイビームアシスト」が標準装備された。

AMGラインパッケージ装着車

リヤビューでは、ディフュザーのデザインが変更され、スポーティで安定感のあるルックスを実現。LEDのリヤコンビネーションランプのデザインも変更され、シャープな印象となった。

アルミホイールのデザインもよりスポーティなものに刷新された。CLA 180とCLA 200 dの標準仕様には18インチスポークアルミホイール、 AMGラインパッケージには19インチ AMGアルミホイール、そしてAMG CLA 35には19インチAMGアルミホイールが装着される。

より直感的な操作が可能なステアリングホイールを採用したインテリア

AMGラインパッケージ装着車

インテリアには新世代のステアリングホイールが採用された。オプションの AMGラインパッケージを選択すると、3本のツインスポークにより近未来的なスポーティさを演出。ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定を手元で完結できる機能性も実現している。従来はタッチコントロールボタンへの接触やステアリングホイールにかかるトルクで判定していた、アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック使用時のハンズオフ検知機能のために、新たにリムに静電容量式センサーを備えたパッドを採用。これにより、ステアリングホイールにかかるトルクがなくとも、ドライバーがステアリングホイールを握っていることが認識され、アクティブディスタンスアシスト・ディストロニックの使い勝手が向上した。また、センターコンソールに設置していたタッチパッドを廃止し、すっきりとしたインテリアデザインになった点も新しい。

AMGラインパッケージ装着車

レザーARTICO/ファブリックのシート中央部には、100%リサイクルから得られた原料を使用したファブリックを採用。レザーARTICO/MICROCUTの場合、この比率はシート表面で 65%、内部材料で85%となっている。

最新世代のMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)を標準装備

メルセデスAMG CLA 35 4MATIC

対話型インフォテインメントシステム「MBUX」は最新世代版が標準装備された。ボイスコントロールは「Hi, Mercedes(ハイ、メルセデス)」をキーワードとして起動。音声認識機能は多くのインフォテインメント機能(目的地入力、電話通話、音楽選択、気象情報)に加えて、クライメートコントロール、各種ヒーター、照明など多様な機能にも対応している。また、音声認識だけではなく、タッチスクリーン、ステアリングホイールにあるタッチコントロールボタンでも様々な操作ができ、ドライバーの好みや運転状況に応じて使い分けることが可能だ。また、メルセデス・ベンツの最新世代のナビゲーションシステムと MBUX AR(Augmented Reality =拡張現実)ナビゲーションを採用(※)。従来、目的地を設定して行先案内する場合、地図上に進むべき道路がハイライトされるが、新型ではそれに加えて、車両の前面に広がる現実の景色がナビゲーション画面の一部に映し出され、その進むべき道路に矢印が表示される。
※CLA 35 4MATICに標準装備。 CLA 180/CLA 200 dにオプション設定

ガソリンエンジンにはBSGや48V電気システムを採用

メルセデスAMG CLA 35 4MATIC

CLA 180には、 1.4ℓ直列 4気筒ターボエンジン「M282」に、BSGや48 V電気システムなどの新技術を組み合わせることにより、効率性、快適性、高性能化を同時に実現している。ベルトを介してクランクシャフトと接続される、スターターとジェネレーターを兼ねるモーター、BSGと48V電気システムは、回生ブレーキ等により発電した電気を約1kWhのリチウムイオン電池に蓄電し、振動の少ないエンジン始動、滑らかで力強い加速、素早いギアシフトなどの必要に応じて、最大トルク160Nm(クランクシャフトに作用するトルク)の動力補助を行い、燃費低減効果だけでなく、パワートレインの総合性能を引き上げる。また、ウォーターポンプが電動化され、冷却能力を必要に応じて最適に調整することが可能となったため、さらに効率化されている。

メルセデスAMG CLA 35 4MATIC

高性能モデルのAMG CLA 35 4MATICには、306ps/400Nmを発する2.0ℓ直列 4気筒ターボエンジン「M260」を搭載。このたびの改良版ではBSGと48V電気システムが組み合わされ、燃費低減効果だけでなく、パワートレインの総合性能を引き上げている。

このほかCLA 200dには、150ps/320Nmを発する2.0ℓ直列4気筒ディーゼルターボエンジン「OM654q」を搭載。トルクフルな走りを実現するとともに、低振動で高い静粛性を両立させている。

●メルセデス・ベンツCLAラインナップ
【4ドアクーペ】
・CLA 180:573万円
・CLA 200d:607万円
・メルセデスAMG CLA 35 4MATIC:854万円
【シューティングブレーク】
・CLA 200dシューティングブレーク:617万円
・メルセデスAMG CLA 35 4MATICシューティングブレーク:864万円
※価格は消費税込み

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