【スーパーGTレース結果】auスープラがオートポリスで11台抜きの逆転優勝！ GT300は埼玉トヨペットスープラが連勝

スーパーGTシリーズは10月15日、2023年シーズン第7戦の決勝レースを大分県のオートポリスで開催。GT500クラスはau TOM’S GR Supra（坪井翔／宮田莉朋）が、GT300クラスは埼玉トヨペットGB GR Supra GT（吉田広樹／川合孝汰／野中誠太）がそれぞれ優勝を飾った。

14日の予選はドライコンディションで行われた。
GT500クラスのQ1は笹原右京がアタックを担当したDeloitte TOM’S GR Supra（笹原／ジュリアーノ・アレジ）が最速タイムとなる1分31秒895をマーク。さらに2番手となった山下健太が駆るENEOS X PRIME GR Supra（大嶋和也／山下）がわずか0.005秒差のタイムを記録するなど、上位12台が1秒以内にひしめく大接戦となった。
しかし続くQ2では様相が一変。福住仁嶺がドライブする16号車ARTA MUGEN NSX-GT（福住／大津弘樹）がコースレコードを更新する1分31秒131を叩き出し、2番手WedsSport ADVAN GR Supra（国本雄資／阪口晴南）にコンマ5秒弱もの大差をつけてポールポジションを獲得した。

一方のGT300クラスでは、muta Racing GR86 GT（堤優威／平良響／加藤寛規）が堤のアタックにより1分42秒016というレコード破りのタイムを出し、同クラスのポールシッターとなった。

15日の決勝レースもドライコンディションでの走行となった。
GT500クラスでは序盤から16号車ARTA MUGEN NSX-GTが飛ばし、レースを引っ張っていく展開に。同車をはじめ、上位勢が早めに最初のピットストップを消化した一方、タイトルを争いをしながらも今ラウンドの予選で下位に沈んだNiterra MOTUL Z（千代勝正／高星明誠）とau TOM’S GR Supraは最初のスティントを長くする作戦を採用した。

すると、この2台はレースが進むにつれて上位に進出。70周目の時点でNiterra MOTUL Zが2番手、au TOM’S GR Supraが3番手となり、トップを行く16号車ARTA MUGEN NSX-GTを追撃する。
そして77周目、au TOM’S GR SupraはNiterra MOTUL Zをパスして2番手に浮上すると、87周目には16号車ARTA MUGEN NSX-GTをも攻略してレースリーダーに。12番グリッドスタートながら大逆転で今季2勝目を飾った。
2位は16号車ARTA MUGEN NSX-GT、3位はNiterra MOTUL Zというリザルトとなった。

これでau TOM’S GR Supraが合計69ポイントでランキングトップに浮上。同2位には合計62ポイントでNiterra MOTUL Z、合計53ポイントの同3位に16号車ARTA MUGEN NSX-GTとなり、オートポリス戦の上位3台が三つ巴の状態で最終ラウンドを迎えることとなった。

GT300クラスでは埼玉トヨペットGB GR Supra GTが、最初のピット作業でタイヤ無交換という決断を下して上位に進出すると、クラストップとしてレース終盤を迎えた。残り20ラップほどとなった時点で正攻法の戦略を採ったmuta Racing GR86 GTに迫られたものの、息詰まるような接近戦を制してクラストップでチェッカーを受け、前回の第6戦SUGOから連勝を果たした。

クラス2位にmuta Racing GR86 GT、同3位にapr LC500h GT（嵯峨宏紀／小高一斗／根本悠生）が入った。
このレースの結果、SUGO戦終了時点でGT300クラスランキングトップだった埼玉トヨペットGB GR Supra GTが合計70ポイントに。同2位は合計50ポイントのmuta Racing GR86 GTとなっており、埼玉トヨペットGB GR Supra GTが圧倒的に有利な状況で最終戦に臨むかたちとなった。

2023年シーズン最終ラウンドとなる第8戦は、11月4日～5日に栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われる。

2023年スーパーGTシリーズ 第7戦オートポリス GT500クラス 決勝結果

2023年スーパーGTシリーズ 第7戦オートポリス GT300クラス 決勝結果

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