日産のコンセプトカー「ハイパーパンク」は自己表現と創造性を高めることができる小型クロスオーバーEV【ジャパンモビリティショー2023】 

日産自動車は10月19日、「ジャパンモビリティショー2023」(一般公開は10月28日〜11月5日)において、コンパクトクロスオーバーEVのコンセプト「ハイパーパンク」を披露すると発表した。

10月19日から「クロス新宿ビジョン」にて、3D調で未来感あふれるダイナミックなEVコンセプトカーの映像を放映

前衛的でスタイリッシュなデザインに包まれた「ハイパーパンク」は、コンテンツクリエイターやインフルエンサー、アーティストを始めとするスタイルとイノベーションを重視する人が、自己表現と創造性を高めることができるコンパクトクロスオーバーEV。車内で過ごす時間をよりクリエイティブなものにするコネクティビティ技術が、クルマの中での制作活動やクリエイターとのコラボレーションを可能とし、バーチャルとリアルの世界や、クルマの中と外がシームレスにつながる。

立体的で多角形を強調したエクステリアデザインは、クルマとデジタルの融合を表現。空力性能に優れたデザインやミニマルなデザインからは逆行するような、力強さを感じさせるスタイルは、これまでの常識にとらわれることなく、他者とは異なる自己表現をしたいというオーナーのマインドと、新しい技術やデザインにチャレンジする日産のマインドを表している。

ボディカラーは見る角度や光の当たり方で色の見え方が変わる。コンパクトなオーバーハングに23インチの大径ホイールを装着した安定感の高いデザインは、市街地もオフロードも走れる多用途なクルマの特徴を表現。また、ボディの表面と一体化した多角形な形状を強調するヘッドライトやテールランプ、リヤシグネチャーの形状が、このクルマのユニークさをより一層引き立てている。

インテリアは和紙や折り紙をモチーフとし、和のテイストを感じさせながらデジタルとアートが融合する室内空間を実現。例えば、車載カメラが撮影したクルマ周辺の景色の映像を、AIがオーナーの好みに応じて日本文化の象徴である漫画調の景色や様々なグラフィックパターンの景色に変換し、コックピットにドライバーを囲むように配置された3面ディスプレイに映し出すなど、現実とメタバースの世界が融合した空間を楽しむことができる。

ヘッドレストにはバイオセンシングセンサーを内蔵することで、ドライバーの健康状態などを検知できる。検知結果を基に、AIがドライバーの気分を解析し、気分にあわせて自動的に照明を調整したり、室内空間に統合されたスピーカーから最適な音楽を流したりすることで、コンテンツの創作意欲を掻き立てる。また、創作活動に必要なデバイスは、いつでもどこでも車載バッテリーから充電し、使用可能だ。仲間とイベントなどを行う際には、V2X(Vehicle-to-everything)機能により、必要な電力をクルマから供給することもできる。

なお、日産は同ショーの一般公開に向けた期待感を高めるため、このたび出展する「ニッサン ハイパーアーバン」「ニッサン ハイパーアドベンチャー」「ニッサンハイパーツアラー」「ニッサン ハイパーパンク」の世界観を幅広い層に訴求していく。10月19日からは「クロス新宿ビジョン」にて、3D調で未来感あふれるダイナミックなEVコンセプトカー4台の映像を10月25日まで期間限定で放映。さらに10月25日からは「フォートナイト」内で、ゲームを通じてEVコンセプトカーの世界観を体験できる「Electrify the World」を公開する。

日産公式サイト「ジャパンモビリティショー2023」

「ジャパンモビリティショー2023」公式サイト

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