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先代アウディTTロードスター オープンモデルでもその独特で美しいデザインは健在
アウディTTクーペは同社を代表するコンパクトスポーツスペシャリティモデルだ。1998年に発表された初代は、前後オーバーハングを切り詰め、大型のオーバーフェンダーを採用するなどコンベンショナルな手法で、スポーティなデザインを表現し、一躍話題を呼んだ(日本発売は1999年)。今回紹介するのは2代目モデル。デザインは初代のイメージを踏襲しながら、現在もアウディのデザインアイデンティティとなっているシングルフレームグリルを新たに採用し、日本でも人気モデルとなった。2007年に追加されたオープンモデル、「ロードスター」はソフトトップを採用。クーペが4シーターなのに対し、ロードスターは2シーターのみの設定となる。
パワートレーンは、2.0ℓターボエンジンを設定。前期モデルはFFのみ、後期モデルはクワトロ(4WD)のみの設定となる。FFモデルは最高出力200psを発生し、スペック的にも充分。アクセルを踏み込むと軽やかに加速していく。メリハリのある軽快な走りがTTの性格に非常に合っている。2010年以降に販売された後期型(クワトロ)は最高出力で11ps、最大トルクは70Nmパワーアップされている。中古市場では、前期型の方がタマ数が多く価格も150万円を切るものがほとんどだ。
平均中古価格は約122万円。
たとえばFFモデルだと「TTロードスター 2.0TFSI 2007年式、走行4万8000kmで車両本体価格114万円」というような中古車がある。
軽快な走りと、美しいデザインが魅力なオープンカーを求めるならこのモデルがおすすめだ。
詳細スペック:2.0TFSI
全長×全幅×全高(㎜)=4180×1840×1365
ホイールベース(㎜)=2465
エンジン:2.0ℓ 直列4気筒DOHC16バルブICターボ
駆動:FF
最高出力:200ps(147kW)/5100~6000rpm
最大トルク:28.5kg・m(280N・m)/1800~5000rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション:6DCT
車重(kg):1410
乗員定数:2人
新車価格:479万円
※2007年発売当時のスペック
先代ミニ・コンバーチブル 運転が楽しいコンパクトオープンカー
今回紹介するの先代ミニ・コンバーチブルは、オープン走行を愉しむための数々の装備を搭載した、オープンモデルの愉しさを極限まで追求したクルマだ。エクステリアデザインは、そのままミニをオープン化したイメージ。ミニの通常モデルのレトロでかわいいデザインをと保ちつつ、コンパクトオープンカー専用モデルと言われても違和感のない自然なデザインを実現している。15秒で開閉できるフル電動のソフトトップルーフは、サンルーフとしても使えるスライディング・ルーフ機能も兼ね備えている。
グレードはクーパーとクーパーSの2種類で、トランスミッションはどちらも6ATと6MTが選べる。クーパーには120psを発生する1.6ℓNAエンジン、クーパーSには175psを発生する1.6ℓターボエンジンを搭載する。クーパーSのステアリングは驚くほどに軽快でクイック。ONEやクーパーでも充分に堪能できるMINI伝統の”ゴーカートフィーリング”は、クーパーSではさらに際立って感じる。特にスポーツ走行を楽しみたい人におすすめだ。ただ、クーパーでも充分運転が楽しい。街乗りメインならクーパーがおすすめだ。
平均中古価格は約155万円
たとえばクーパーだと「クーパー 2010年式、走行3万1000kmで車両本体価格140万円」というような中古車がある。
詳細スペック:クーパー コンバーチブル
全長×全幅×全高(㎜)=3770×1685×1415
ホイールベース(㎜)=2465
エンジン:1.6ℓ 直列4気筒DOHC16バルブ
駆動:FF
最高出力:120ps(88kW)/6000rpm
最大トルク:16.3kg・m(160Nm)/4250rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション:6AT
車重(kg):1220
乗員定数:4人
新車価格:318万円
※2010年発売当時のスペック
このように中古で150万円以内のオープンカーといっても、さまざまな性格の魅力的なモデルが中古市場には多くある。ぜひこれらのモデルを比較して、好みにあった楽しいクルマを選んでいただきたい。