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トップコートレス ホットスタンプグリル
今回、豊田合成が開発した技術を用いたグリルでは、製品に転写する箔の改良により、従来、風雨や紫外線などによる劣化を防ぐために必要とされていたトップコートの塗布が不要となっている。樹脂材料の知見を活かし、箔の保護層に高耐候性樹脂を適用、さらに厚膜化することで、従来品と同等の耐久性が実現されている。トップコートの塗布工程が不要になることで、生産時のCO2排出量を2割削減することができ、またコーティング材料が不要になることで省資源化にもつながる。
ヒータ付きアームレスト
電気自動車の普及に伴う省電力化(電費向上)のニーズに応るため、豊田合成では乗員の体の周りに局所的に冷暖房を効かせるパーソナル空調を付与した内装製品の開発が進められている。今回開発されたアームレストでは、樹脂材料の知見が活かされたことによって心地よい触感が損なわれることなく、また、熱エネルギーロスの少ない構造設計により、他社品と同等の昇温性能で消費電力が半減されている。なお、ヒータ機能がついたアームレストコンソールの搭載車は国内カーメーカーで初めてとなる。
また、同車両の内装には、LEDの光の陰影を用いた模様で車室内を彩る豊田合成の「フロア陰影イルミネーション」も採用されており、ラグジュアリー感のある快適な移動空間の実現に寄与している。