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軽商用車”PUZZLE”のコンセプトカー登場
この写真はなんだ？ と思われるかもしれないが、HW ELECTROがジャパンモビリティショーで発表した軽商用車EVであるPUZZLE（パズル）のコンセプトカーをペーパクラフトで表現したもの。フラットなパネルの構成が、ペーパークラフトでもリアルな形を忠実に再現できている。
ところで、ジャパンモビリティショー2023においてHW ELECTROは”PUZZLE”（パズル）と言うEV軽商用コンセプトカーを発表した。同社は小型電動トラック”ELEMO”や、軽規格に適合させたELEMO-k”などを市場に投入したメーカー。最近では中型商用EVのELEMO-Lの登場も新しい話題だった。生産工場を持たないファブレス企業として、これまでは既存のモデルをリファインして日本で使いやすいモデルに進化させていた。しかしここで登場したのは、まったくのオリジナル。とはいえまだコンセプトの状態ではあるが、量産モデルは2025年の発売を予定しているという。
会場でペーパークラフトがもらえる
最大の特徴は、この四角いデザイン。４ドアながら、２シーターとなっておりリヤドアを開けると荷室に繋がる完全にフラットなフロアが実現されている。この四角の狙いは荷物をたくさん積めること。従来の軽１ボックスでは、ルーフに向かうに従ってピラーが内側に傾いており、フロアに積める荷物と同等の量を天井まで積むことがむずかしかった。それをパズルは絞り込まずに完全な直線構成として、大きな荷室を実現したという。
さらにボディパネルの共用化が図られており、フロントの右のドアとリヤの左のドア、バンパーとルーフ前端部分などがをはじめとして、部品点数を極力減らす工夫がなされている。それらは、一般的にはコストダウンの手段であって消費者にはあまりメリットのないものとも捉えられがちだが、実はこうして浮かせたお金によって新たな取り組みを行なっている。
それがコネクテティビティの充実だ。MyHWEというアプリやHW ELECTROが展開するプラットフォームサービスによって、商用車としての様々なサポートも受けられるようになる。価格は200万円程度とリーズナブルで、軽商用車の高い可能性に期待が持たれる。
冒頭に紹介したペーパークラフトは、ジャパンモビリィショー2023のHW ELECTROブースで配布されているもの。場所は東７ホールとなる。
