トヨタ、デンソー株式の一部を売却。資本関係を見直し、モビリティ・カンパニーへの変革に向けた成長投資加速を進める

トヨタ自動車は、トヨタが保有するデンソーの株式の一部を売却することを決定したと発表した。トヨタはモビリティ・カンパニーへの変革に向け、今まで以上に専門性の高いグループ各社と協力し、お互いに切磋琢磨していくため、2016年より「ホーム&アウェイ」の視点でグループ全体の事業の再構築を推進するとしている。

トヨタは、デンソー、豊田自動織機、アイシンと議論を重ね、まずは、デンソー株式の一部を売却することについて合意したことを発表した。これまでの良好な関係を保つことができる資本関係を維持しつつ、売却によって得られた資金を有効活用することにより、トヨタグループの更なる成長を実現でき、資本効率の向上にも繋がるためとされている。デンソーは、引き続きトヨタグループにおけるソフトウェアの牽引役として、グループ全体の競争力強化に貢献する。今回トヨタが得た資金は、「電動化」「知能化」「多様化」の取り組みを始めとした成長投資に活用される予定とされている。

その他グループ各社との資本関係の見直しについては、各社の人材、オペレーション、風土、事業関係等の現状を確認し、今後の競争力強化について1社1社オーダーメイドで丁寧に検討が推進されていく。

売却予定株式数124,868,100株(予定)
保有比率:売却前24.2%
保有比率:売却後20.0%(予定)
※直近の発行済株式総数(自己株式除く)(2,995,373,516株)に対する弊社保有株式数の割合

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