トヨタは、デンソー、豊田自動織機、アイシンと議論を重ね、まずは、デンソー株式の一部を売却することについて合意したことを発表した。これまでの良好な関係を保つことができる資本関係を維持しつつ、売却によって得られた資金を有効活用することにより、トヨタグループの更なる成長を実現でき、資本効率の向上にも繋がるためとされている。デンソーは、引き続きトヨタグループにおけるソフトウェアの牽引役として、グループ全体の競争力強化に貢献する。今回トヨタが得た資金は、「電動化」「知能化」「多様化」の取り組みを始めとした成長投資に活用される予定とされている。
その他グループ各社との資本関係の見直しについては、各社の人材、オペレーション、風土、事業関係等の現状を確認し、今後の競争力強化について1社1社オーダーメイドで丁寧に検討が推進されていく。
売却予定株式数 | 124,868,100株(予定) |
保有比率※:売却前 | 24.2% |
保有比率※:売却後 | 20.0%(予定) |