アウディのEV充電器が国内100基達成。デスティネーションチャージャーのネットワークを拡大

アウディジャパンは、同社の電動化戦略に基づき進めている充電インフラ整備において、このたび、目的地充電として使用できる電気自動車用充電器(以下デスティネーションチャージャー)の国内100基目の稼働を開始したと発表。100基目となるデスティネーションチャージャーは、富士桜カントリー俱楽部(山梨県南都留郡富士河口湖町)の駐車場に設置されたアウディ純正の8kW普通充電器だ。アウディは、現在国内72カ所に設置されているデスティネーションチャージャーを、2024年末までに300カ所にすることを目指している。

100基目の設置先である富士桜カントリー俱楽部は、どのホールからも富士山を望むことができるゴルフ場

アウディでは、旅先のホテルや温泉施設、高級レストラン、ゴルフコースなどのレジャー施設を中心に、デスティネーションチャージャーの設置を進めている。駐車時間が比較的長いこれらの施設で、電気自動車への充電ができるようになることで、電気自動車オーナーは施設での滞在時間を有効に活用して次の目的地までの十分な充電を行うことができる。

アウディのデスティネーションチャージャー100基目の設置先である富士桜カントリー俱楽部は、どのホールからも富士山を望むことができるゴルフ場として、1975年(昭和50年)に開場。「フジサンケイクラシック」が開催される日本屈指のトーナメントコースとして多くの利用者に愛されている。今回のデスティネーションチャージャーの設置によって、電気自動車で富士桜カントリー俱楽部を訪れたゴルファーの皆さんは、日本屈指の景観を誇るゴルフコースでのプレーを楽しむ間に電気自動車の充電を完了することができる。

アウディは電動化戦略「Vorsprung 2030」に基づき、持続可能なプレミアムモビリティを提供する企業への変革を続けている。充電ネットワークの拡大を電気自動車普及の要と捉え、充電インフラ整備を継続。デスティネーションチャージャーにおいては、今年5月に全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会と、電気自動車の目的地充電インフラ整備に関して相互に協力し設置を推進することを合意し、同組合に加入する宿泊施設に対してデスティネーションチャージャーを無償で設置している。

一方でアウディは、ポルシェやフォルクスワーゲンとともに、日本最大級の急速充電インフラネットワーク「PCA(プレミアム チャージング アライアンス)」を展開。全国のアウディ正規販売店に150kW急速充電器の設置を進め、外出先での充電を短時間で可能にする急速充電サービスの提供を拡充している。今後もアウディは、さまざまな企業・団体とパートナーシップを組み、電気自動車の充電インフラ整備を促進し、バッテリー残量に左右されない安心したモビリティ体験ができる環境づくりを促進していく方針だ。

アウディ公式サイト「Charging Infomation」

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