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プリウスでのレース初参戦! 使用車両はハイブリッド(HEV)を選択
トヨタは、水素エンジンカローラや、カーボンニュートラル燃料を使用したGR86のスーパー耐久シリーズ参戦を通じて、カーボンニュートラル社会実現に向けたマルチパスウェイの取り組みを加速させている。これら2つの車両は、2022年のタイ25時間耐久レースにも参戦し、日本とは異なる環境下でクルマを鍛えることにも挑戦した。
今回は、さらにそのマルチパスウェイの取り組みを広げるため、特にアジアやタイのカーボンニュートラル実現において有効な選択肢の一つであるHEVが参戦車両に加えられる。また、燃料にはカーボンニュートラル燃料が使用される。
これまでTOYOTA GAZOO Racingは、世界耐久選手権(WEC)参戦を通じて、Racing Hybridの技術を磨いてきた。今回はプリウスにスポーツ走行に適した技術を投入し、走りの魅力と燃費性能を両立したHEV技術を鍛えていく。
さらに、タイでのカーボンニュートラル社会実現に向けた仲間であるCharoen Pokphand Group(以下、CP)の執行役員兼、CPの交通サービス事業を担うTrue Leasing Co., Ltd.の社長であるKachorn Chiaravanont氏がプリウスのドライバーとして参戦し、仲間とともに未来の可能性を広げることに挑戦する。
タイでの水素を「つくる」「はこぶ」「つかう」仲間づくり
水素エンジンカローラは、カーボンニュートラル社会実現に向けた選択肢を広げる挑戦を続けており、モータースポーツを通じて集まった仲間は国内外51まで増加した。
今回の参戦では、CPの養鶏場の鶏糞から生成されたバイオガスと、トヨタの拠点であるToyota Daihatsu Engineering & Manufacturing Co., Ltd.(以下、TDEM)で発生した廃棄食料から生成されたバイオガスが使用され、TDEMの水素製造機で製造した地産地消の気体水素が、水素エンジンカローラの燃料の一部に使用される。
またイベント会場では、CPとの協業における実証実験に使用したFCドローンを初披露し、タイの仲間と共に推進中の水素を「つくる」「はこぶ」「つかう」の取り組みが紹介される。水素利活用モデルの構築に向けた取り組みの仲間が、タイを起点としたアジアにも拡大される。
■オーアールシールーキーレーシング(ORC ROOKIE Racing)
- ORC ROOKIE GR86 CNF concept
- ORC ROOKIE GR Corolla H2 concept
■シーピールーキーレーシング(CP ROOKIE Racing
- CP ROOKIE PRIUS CNF-HEV GR concept
■参戦予定ドライバー
MORIZO、小倉 康宏、Kachorn Chiaravanont(カチョーン・チャラワノン)、佐々木 雅弘、片岡 龍也、石浦 宏明、大嶋 和也、蒲生 尚弥、山下 健太、平良 響、加藤 恵三、豊田 大輔