冬の早朝取材にはシートヒーターがありがたい
11月30日はカーグッズマガジンの取材のため埼玉県神川町の上武鉄道跡と熊谷市の秩父鉄道三ヶ尻線跡、東武鉄道熊谷線跡を探訪した。いわゆる廃線跡探索という奴だ。
今年は冬になっても暖かい日が続いたが、ようやくBRZ Sグレードに標準装備のシートヒーターが役に立つようになった。かつてモーターファン別冊「すべてシリーズ」の取材でいろいろな広報車に乗った時、冬の早朝でシートヒーターのありがたみを痛感していたが、エンジン始動直後からすぐに温かくなるシートヒーターの存在はやっぱりありがたい。
BRZの場合HIモードにしておけばエンジン始動後数分で背中がかなり温かくなるので、そこからLOに切り換えて、エアコンの温風が出たらシートヒーターをOFFにしている。なんでシートヒーターを切るかというと、温かさがあまりに気持ちいいので眠くなるから。
関越道を本庄児玉ICに向けて北上中、高坂SAで給油をした。以前燃費を気にするのをやめたと言ったが、一応記録だけはしていて、今回は11.39km/Lと納車以来2番目の数値を出したので、あえて書くことにした。
なお、前回は11月23日に同じ高坂SAで給油。この後群馬県の草津・長野原を巡ったのだが、高速道路走行も多かったので燃費が良かったのかもしれない。
最初に訪れたの上武鉄道は神川町の八高線丹荘駅から西武化学前駅(現在の朝日工業埼玉事業所付近)を結んでいた路線で、現在もホームが残っている駅跡が2か所あるほか、レールが残っている踏切跡や鉄橋跡があるなど、いかにも廃線跡らしい痕跡があるのが魅力。
2番目に訪れた秩父鉄道三ヶ尻線跡は高崎線熊谷貨物ターミナルから太平洋セメント熊谷工場がある三ヶ尻駅までを結んでいた貨物線。ここは日本最後の石炭列車が走っていたが2020年に廃止された。廃止から3年を経過してレールや線路設備は撤去されたものの、今のところは路盤がきれいに残っていて「新しい廃線跡」を楽しめる。
東武鉄道熊谷線の廃線跡の大部分は遊歩道と道路に転用されて、鉄道施設的な痕跡はほとんど残っていない。しかし、廃線跡の脇にある妻沼中央公民館に当時活躍していた車両が保存されている。
12月2日は鉄道模型雑誌用実車企画の取材で千葉県の小湊鐵道に出向いた。小湊鐵道は五井駅を起点に房総半島の中央内陸部を走るローカル私鉄。最近国鉄型気動車のキハ40系を5両譲受して鉄道ファンの間で注目されている。
小湊鐵道へは東関東道館山線市原ICからアプローチ。光風台駅付近から上総牛久駅付近を移動しながら列車を追ったのだが、この日は人気の首都圏色が2両編成で走っていたので、沿線は賑わっていたようだ。
いくら年末進行だからって、休みなしで働くのはご時世的によろしくはない。ということで12月9日はオフとして、埼玉県所沢市の角川武蔵野ミュージアムで開催されている「翔んで埼玉展」を家族で見に行った。
会場内は「翔んで埼玉」の世界観が見事に再現されていて、思っていたよりも面白かった。
ちょっと面白かったのが角川武蔵野ミュージアムの駐車場。入場ゲートではクルマのナンバーを読み取るだけで駐車券を発行せず、精算機にナンバーを入力して写真照合して精算をするというシステムだった。
このシステムは初体験だったけど、ほかの採用例が気になってオフなのに仕事モードになってしまった。