EVにはEV用のスタッドレスタイヤがベスト! 北欧ナンバーワンのノキアンタイヤ『ハッカペリッタR5』シリーズをチェック!【CarGoodsMagazine】

充電環境の整備が遅れているなどの問題はあるもののEV車の台頭は著しい。それゆえに着目したいのが冬タイヤ選び。EV車はエンジン車とは異なる出力であるからだ。

時代の一歩先をいく”EV専用”スタッドレス

そうしたなか、EV専用のスタッドレスを開発したのがフィンランドのノキアンタイヤだ。北欧でトップシェアを誇る同社の最新スタッドレス『ハッカペリッタR5』シリーズの1ラインアップとして、EV車専用設計の『R5EV』が用意された。

ノキアンタイヤ『ハッカペリッタR5EV』は、EV車専用に開発されたスタッドレスタイヤ。サイズは215/55R18〜295/35R22を用意する。

特筆すべきは、EV車の特性に合わせてコンパウンドや内部構造まで専用セッティングしていることだ。たとえばトレッド構造。モーターを動力源とするEV車はガソリンエンジン車よりも大きなトルクを発生させる。その力を受け止めるべく、トレッド部のゴムの量を増やすことで剛性をアップ。モーターの力をしっかりと路面に伝えられる設計とした。

タイヤ内部にスポンジ層を追加し、静粛性を追求する

またエンジン音がしないEV車は走行中にタイヤから発生するノイズが気になりがち。そこでハッカペリッタR5EVでは共鳴音を抑えるべく、タイヤ内部にアーコスティックフォームと呼ばれるスポンジ層を追加。さらにブロック配置を最適化させるなどして不快なノイズを抑制している。

走行時にタイヤ内で発生する共鳴音を抑えるべく、アーコスティックフォームと呼ばれるスポンジ層を追加。EV車ならではの静粛性をさらに向上させ、快適性なドライブを可能とした。

電費性能にもこだわった。スタッドレスに求められる雪上・氷上性能を備えつつ、転がり抵抗を減らすためにコンパウンドを再配合。天然ゴムや植物由来オイルなどを配合したグリーントレースコンパウンドをベースに、EV専用にチューニングすることで航続距離を伸ばすことに成功している。

サイドウォールのロゴは空気力学に元づき浮き文字ではなく凹文字に。タイヤが回転している際の空気抵抗を低減させている。航続距離を伸ばすために驚くほど細かい所まで考えられているのだ。

このようにEV車のために様々なテクノロジーが注入されたハッカペリッタR5。まさに未来を見据えた最新スタッドレスといえよう。

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