出荷再開はユーザーの信頼を回復してから
この日の説明会で、井出慶太コーポレート統括本部統括部長は「出荷再開について、現在の状況では明確な時期を申し上げることはできません。こちらで再開の時期を決めるのではなく、お客さまの気持ちを十分に考えた上で、本当に出荷して良いという温度感を感じ取った上で考えたい」とコメントし、ユーザーの気持ちに寄り添い信頼を回復してから出荷再開を検討する姿勢を示した。
一連の問題を受けた生産・開発の遅れで「全体の商品計画に影響が出ている」とコメント。2023年の発売を予定していた新型「ムーヴ」の投入も他車種の出荷再開同様に、当面見送るとしている。
また、23日の段階では京都工場で生産するOEM車のトヨタ「プロボックス」と、マツダ「ファミリアバン」2車種の生産再開の検討を始めているが、サプライヤーの状況なども確認しながら、慎重に最終判断する方針としている。