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オールシーズンタイヤは1年を通して使用できる
朝晩はめっきりと気温が低い日が多くなってきた今日この頃、そろそろ冬の足音が近づいて聞こえてくるようになってきました。となると、クルマもそろそろ冬支度の準備を考えはじめるタイミングです。
クルマの冬支度といえば、真っ先に頭に思い浮かぶのはスタッドレスタイヤでしょう。雪上でもより安心して走れるスタッドレスタイヤ。しかし降雪地帯ならともかく、都心部では雪が降るとしても年に数回です。それだけのためにスタッドレスタイヤに交換するのは、手間もお金もかかって面倒というのが正直なところ。とはいえ、いざというときの安全性を考えると、サマータイヤで冬を過ごすのは心配….。
そんな悩みを抱えているドライバーに注目していただきたいのが、今回ご紹介する「オールシーズンタイヤ」です。
オールシーズンタイヤとは、その名の通り、1年の四季を通じて装着することを目的とした全天候型のタイヤのこと。舗装路ではサマータイヤに近い感覚で走れるだけでなく、雪道でもより安心して走行が可能という優れた性能を備えています。高速道路の冬用タイヤ規制でも走行が可能なので、オールシーズンタイヤを履いていれば、突然の降雪にも慌てる必要はありません。
それ以外にも、オールシーズンタイヤには見逃せないメリットがあります。
オールシーズンタイヤのメリット
オールシーズンタイヤのメリット①履き替える手間も保管場所も不要の「便利さ」
オールシーズンタイヤのメリットの一つは、「便利さ」です。春夏秋はサマータイヤ、冬はスタッドレスタイヤというように2種類のタイヤを併用すると、1年に2回、タイヤ交換の必要があります。そのためには、カー用品店やタイヤショップを訪れてタイヤの脱着・組み替え作業をお願いしなくてはなりません。
また、外したタイヤを保管する場所も頭を悩ませます。広い車庫がある一軒家ならまだしも、マンションの駐車場ではタイヤを置くようなスペースがない場合がほとんどです。
オールシーズンタイヤならば、そんな面倒な手間は必要ありません。1年中、季節を通じてタイヤは履きっぱなしでOKです。
オールシーズンタイヤのメリット②3年間で約8万円節約できる「お得感」
オールシーズンタイヤ、二つ目のメリットは「お得感」です。ユーザーにとっては、これが最もその恩恵を実感できる要素かもしれません。
オールシーズンタイヤの場合と、サマータイヤとスタッドレスタイヤを併用する場合とを比べると、3年間でなんと約8万円もお金を節約することが可能なのです。
具体的に、その内訳をご説明しましょう。以下の比較をご覧ください。
まず、オールシーズンタイヤとスタッドレスタイヤの価格を比べると、同じサイズならばスタッドレスタイヤの方が高価な傾向があります。また、スタッドレスタイヤを新たに購入する際には、それを装着するホイールも一緒に購入する場合がほとんどです。
さらに、ウインターシーズンの前後にタイヤを入れ替える際にはそのたびに脱着費用がかかります。また、外したタイヤを保管する場所が自宅にない場合には、それを預かってもらうための費用も必要です。
それらの費用を合計すると、3年で17万5960円となります。
それに対してオールシーズンタイヤは、ホイール費用とタイヤ保管費用は不要。最初にオールシーズンタイヤを購入・装着してしまえば、その後は余計なお金がかからないため、3年で必要な費用を9万7840円に抑えられます。
その差は7万8120円。オールシーズンタイヤをチョイスするだけでこれだけのお金を節約できるのですから、お得というほかありません。浮いたお金でドライブ旅行に出かけたり、旅先でちょっと贅沢なディナーを楽しんだりと、夢は膨らみます。
ダンロップ ALL SEASON MAXX AS1
ドライからウエット、一定のスノーまでOK。ロングライフにも優れたオールシーズンタイヤ
オールシーズンタイヤで人気なのが、ダンロップのALL SEASON MAXX AS1です。
ALL SEASON MAXX AS1の特徴は三つ。サマータイヤのEC204比で優れた雪上性能と、スタンダードなサマータイヤ以上のウエットブレーキ性能とロングライフ性能です。
雪上ブレーキ性能は、ダンロップのサマータイヤ(エナセーブEC204)と比較すると49%もアップしています。※1スタッドレスタイヤ(ウインターマックス02)にはさすがに敵いませんが、ALL SEASON MAXX AS1でも十分頼りになる雪上性能を備えているのがわかります。
ALL SEASON MAXX AS1の優れた雪上性能の源となっているのは、新開発された「超マルチコンパウンド」。常温ではサマータイヤと同等の硬さを持ちつつ、低温でも硬くなりにくいという性質があり、さまざまな路面でしっかりとしたグリップ力を発揮してくれます。
また、センター部分に刻まれた横方向の溝「スイッチグルーブ」もポイント。タイヤが雪道を踏みしめる際、溝の交差点が雪の柱をつくり出し、その際に生じる抵抗が摩擦力となって雪をギュギュッと掴みます。
雪に覆われた坂道で一旦停止してから再発進するような場面では、サマータイヤだと空転してしまって前に進むことが困難です。ALL SEASON MAXX AS1ならば、そんな悪条件においても立ち往生することなく、坂を登れることでしょう。
また、ALL SEASON MAXX AS1のトレッド面を見ると、センターリブが幅広になっているのがわかります。ここは走行中にタイヤと路面が一番接する部分。この幅広センターリブのおかげで、舗装路面におけるALL SEASON MAXX AS1の操縦安定性は、サマータイヤと同等まで引き上げられているのです。
ウエットブレーキ性能に至っては、なんとALL SEASON MAXX AS1の方がサマータイヤ(EC204)よりも10%優れています。※2。
ALL SEASON MAXX AS1のトレッド面を見るとV型の溝が目を引きます。この「Vシェイプ主溝」が水膜をタイヤ側面に効率よく排水し、水膜の侵入を防ぐことで優れたウエット性能を発揮してくれるのです。
また、ALL SEASON MAXX AS1は深溝設計なのもポイント。サマータイヤ(EC204)よりも溝容積は15%多く(195/65R15の場合)、そのぶん、排水容積が多く確保されています。
最近は都市部で突然のゲリラ豪雨に見舞われることも少なくありません。ALL SEASON MAXX AS1の優れたウエット性能は、そうした状況でも大いに頼りになるはずです。
ALL SEASON MAXX AS1の深溝設計はロングライフ性能にも貢献しています。耐摩耗性にも優れた超マルチコンパウンドの採用との相乗効果で、サマータイヤ(EC204)以上に長持ちするとのこと。お財布にもますます優しいというわけです。
なお、ここでご紹介したALL SEASON MAXX AS1の秀でた性能は、ダンロップのYouTubeチャンネルでも紹介されています。併せてご覧ください。
※1 テスト条件:●タイヤサイズ:195/65R15(AS1、EC204=91H、WM02=91Q) ●空気圧:フロント250kPa、リア240kPa ●テスト車両排気量:1800cc ●駆動方式:四輪駆動 ●ABSの有無:有 ●初速度:30km/h ●テスト場所:住友ゴム工業株式会社 名寄テストコース ●路面:圧雪路面 ●制動距離:ALLSEASON MAXX AS1=14.2m、WINTER MAXX 02=11.1m、エナセーブ EC204=21.3m
※2 テスト条件:●タイヤサイズ:195/65R15 91H ●空気圧:フロント250kPa、リア240kPa ●テスト車両排気量:1800cc ●ABSの有無:有 ●速度:100km/h ●路面:アスファルトブレーキ路(水深約2mm) ●駆動方式:FF ●制動距離:ALLSEASON MAXX AS1=47.8m、エナセーブ EC204=52.8m
オールシーズンタイヤにも得意・不得意あり。使い方に応じてベストな選択を
このようにお得で便利、優れた性能も併せ持つオールシーズンタイヤですが、決して万能ではないことも覚えておく必要があります。
注意すべきなのは、オールシーズンタイヤはスタッドレスタイヤではないということ。上の路面適合表を見ておわかりの通り、オールシーズンタイヤは氷上路面が得意ではありません。路面が凍結していると、サマータイヤとほぼ同等のグリップ力しか発揮できないのです。また、サマータイヤよりは優れているとはいえ、雪上路面やシャーベット路面での性能はスタッドレスタイヤに一歩譲るのも事実です。
したがって氷上路面を走る機会が多い方、また大量の積雪がある豪雪地域にお住まいの方は、オールシーズンタイヤではなくスタッドレスタイヤを選んだほうがいいでしょう。
逆に言えば、それ以外のドライバーはオールシーズンタイヤのメリットを存分に享受できるということ。これからクルマの冬支度を始めようと思っている方は、便利でお得なALL SEASON MAXX AS1の購入を検討してみてはいかがでしょうか。
製品名 | ダンロップ ALL SEASON MAXX AS1 |
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対応車種 | セダン/ハッチバック/ワゴン/ミニバン/コンパクトカー/軽自動車/SUV |
リム径 | 13〜20インチ |
タイヤ幅 | 145〜246mm |
扁平率 | 45〜80% |
低燃費機能 | 環境対応あり |
SUV対応 | 対応 |
公式サイト | ダンロップ(DUNLOP)公式サイト・ALL SEASON MAXX AS1製品ページ |
sponsored by DUNLOP