ウィリアムズ・レーシングは50年近くにわたり最高レベルで戦い続けている古参チームであり、優勝114回、表彰台313回、ポールポジション128回を獲得している。さらに、コンストラクターズチャンピオンを9度を獲得しており、F1史上二番目に成功したチームと言われている。
一方でコマツは1980年代の車体の部品提供や、1990年代のスポンサー契約を通じてウィリアムズ・レーシングのパートナーとして活動しており、1996年と1997年のチャンピオンシップにおいて当時所属していたデイモン・ヒル選手とジャック・ヴィルヌーヴ選手の優勝にも寄与。2年連続でコンストラクターズチャンピオンおよびドライバーズチャンピオンのダブルタイトルを獲得している。
コマツは100年以上にわたって、創業の精神として「海外への雄飛」、「品質第一」、「技術革新」、「人材の育成」をDNAとして受け継いできており、品質と信頼性を追求し、パートナーと共に持続可能な社会のために新たな価値を創りだすことを目指している。
この姿勢は、ウィリアムズ・レーシングの持つ価値観と共通しており、イノベーションや人材育成、将来的な技術提携の可能性も含め、両者はこれまで築いてきた関係性の更なる強化を検討していく。今回のパートナーシップを通じてサーキットの内外で共に新たな価値を創造し、2024年以降の新たな時代に歴史を刻むことを目指していく。