名門ウィリアムズとコマツが再び提携! 2024年型F1マシン「FW45」とともに複数年のパートナーシップ契約を発表

3月初旬にスタートするF1の2024年シーズン。開幕がおよそ1カ月後に迫るなか、F1チームによる新車発表ラッシュが始まった。近年苦しい戦いを強いられてきたウィリアムズも2024年型マシンのリバリーを公開するとともに、新たなパートナーシップをアナウンスした。

長年にわたりFIAフォーミュラ1世界選手権(F1)に参戦しているウィリアムズは2月5日、2024年の同選手権に投入する新型マシン「FW45」のカラーリングを発表した。

イギリスに拠点を置くウィリアムズは1977年の結成以来、これまでにF1で114勝、ドライバーズタイトル獲得7度、コンストラクターズタイトル獲得9度を誇る名門チーム。2020年にはチーム史上初めてノーポイントでシーズンを終えるなど、近年は成績が低迷しているが、2023年はコンストラクターズランキングで7位となり、どん底を抜け出した印象を与えた。

このたび発表されたFW45のリバリーは、昨年と同様に青が基調。白と赤のピンストライプは英国の象徴としてのウィリアムズのポジションを表すとともに、ナイジェル・マンセルとケケ・ロズベルグが駆った1985年のFW10から、ジャック・ビルヌーブの手により選手権を制した1997年のFW19まで、歴史的なマシンにインスパイアされたものとなっている。

また、サイドポッドやリヤウィングの翼端板には、日本の重機メーカーであるコマツのロゴが配置されている。コマツはかつてウィリアムズとパートナーシップを結び、ギアボックスコンポーネントを供給。ウィリアムズの1996年からの選手権2連覇に貢献した。
そんな両者が2024年、複数年にわたるプリンシパルパートナーシップを締結。新たな成功の時代を築くために再びともに歩むこととなった。

FW45はウィリアムズにとって、昨年チーム代表に就任したジェームス・ボウルズの指揮のもとで初めて開発されたマシン。2月20日に予定されるフィルミングデーでの初走行を経て、翌21日からのバーレーンでのプレシーズンテストに臨む。
また、2024年のレギュラードライバーは昨年から引き続き、アレックス・アルボンとローガン・サージェントが務めることになっている。

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