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オン/オフで映える外装意匠 先進装備や独自の乗り味も◎
現在はレネゲードとコマンダーの中間に位置するコンパスは、いわゆる「コンパクトSUV」として、ジープでも随一のグローバル商品なのだという。日本人の感覚ではレネゲードこそがコンパクトSUVで、より人気も高いようだが、世界的にはコンパスの販売市場の方が多い。
エクステリア
というわけで、コンパスはさすがどこの国にも受け入れられそうな、最大公約数的なバランスのいい仕上がりだ。デザインはオンでもオフでも映える、ほどほどのスポーティ感が特徴といえる。また室内空間や荷室も圧倒的に広いわけではないのだが、家族4名までなら不足のない、ほどほどの実用性を兼ね備える。先進運転支援システムも細かくアップデートされており、最新モデルには今思いつくものはほぼすべて備わる。
インストルメントパネル
操縦性や乗り心地も最新乗用車として不足ない正確性を確保しつつも、ほどよくゆったりしたジープらしいテイストが薫る。グローバルではいくつか選択肢があるエンジンも、日本仕様は古典的な2.4ℓ自然吸気のみ。特筆すべきパワーや燃費性能はないが、コンパスのボディには低速から十二分なトルクがあり、おおらかな乗り味にひと役買っている。
居住性
現行コンパスの日本発売は今から約6年前となる2017年末。日本車だと確実にモデル末期感が漂う時期だが、一昨年に内外装デザインに改良(特にインテリアは大刷新)の手が入っており、いまだ古さは感じさせない。
うれしい装備
月間販売台数 NO DATA 現行型発表 17年12月(マイナーチェンジ 21年6月) WLTCモード 11.8 ㎞/ℓ ※「LONGITUDE」
ラゲッジルーム
実際、先代コンパスも10年以上つくられたから、コンパスもまだまだ旬の時期は続くか?
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.153「2024 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。