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量販店の用品と純正アクセサリーの違いってなんですか?
運転しやすいコンパクトボディながら後席や荷室が広めのパッケージングが特徴の新型車、ホンダ「WR-V」。その魅力をさらに高めるのが、ホンダアクセスが販売する純正アクセサリーの数々です。今回は、そんなWR-V用の純正アクセサリーの魅力を「日本レースクイーン大賞2023」でクリッカー賞を受賞した赤城ありささんとチェックしてみましょう。
赤城ありさ:これが新型車のWR-Vですね。エッジのきいたデザインで力強いし、コンパクトSUVと聞いていたのですが重厚感を感じます。
工藤貴宏:何を隠そう、この車両は標準仕様ではないんだ。純正アクセサリーを装着してドレスアップしているよ。
工藤:一般的に販売店オプションとかディーラーオプションと呼ばれるもの。
新車購入時の「オプション」ってふたつのタイプがあって、ひとつは「メーカーオプション」という、新車組み立て時に取り付けるタイプ。こちらは新車購入時だけ選ぶことができる。
もうひとつは「ディーラーオプション」と呼ばれるもの。こちらは新車の組み立てが終わって工場を出てから取り付けるタイプで、代表的なのはフロアマットとかドアバイザー。最近ではETCユニットとかドライブレコーダーを選ぶ人も多いよね。
ホンダアクセスが販売する純正アクセサリーは後者で、実用品からドレスアップアイテムまでたくさん展開しているんだ。
赤城:クルマに装着するものって、よく量販店などで売ってますよね。
いろんなクルマに使える汎用のカー用品とは違うんですか?
工藤:けっこう違うね。汎用品との違いはまず、純正アクセサリーは基本的にその車種に合わせた専用設計だからフィッティングがいいこと。そして取り付けによる不都合が生じないように作られている。そのうえ品質にこだわって作り込んでいるから、一部のアイテムを除き保証期間が「3年または6万km」と長いのも特徴。
取り付けがしっくりきて、機能的にも品質的にも安心して使えるアイテムと考えればいいよ。
赤城:いつ購入すればいいんですか?
新車を買う時に一緒に買うのかな〜?
工藤:新車注文時に一緒にオーダーできるから気軽だし、見積もりには一緒に入ってるから新車ローンに組み込めるのも嬉しい。
赤城:それはメリットがありますね。けど、ということは、新車購入時しか付けられないってことなんですか?
工藤:そこ勘違いされやすいところだけど、新車購入時しか追加できないメーカーオプションと異なり、ディーラーオプションは(販売している限りは)いつでも購入&装着可能。だからすでに手元にある愛車にも取り付けできるし、中古車を買った人も買うことができるんだ。WR-Vみたいな新型車向けのアイテムだけじゃなくて、旧型車に付けられるアイテムなんかもあるよ。
赤城:なるほど。よく考えたら、私の愛車にも「ディーラーオプション」と呼ばれるものがついていますね。 あまり深く考えたことがなかったけれど、確かにフィッティングと品質は純正ならではのクオリティだと感じています。
赤城:ところで、このWR-Vにもディーラーオプション品にあたる「純正アクセサリー」が装着されているってことですね。
赤城:なにをおっしゃってます! 純正アクセサリーの話をしておいて、目の前にクルマがあれば普通はそう思いますよ。
工藤:おっしゃる通りで……。
さすがラリーにも参戦する人気レースクイーンは勘が鋭い!
赤城:でも、パッと見たところどこが変わっているのか分からない。WR-Vの実車を見るのが今日初めてということもあるかもしれないのですが。
工藤:それはある意味、フィッティングやデザインが優れていることの証明だろうね。違和感なくWR-Vのデザインに馴染んでいるということに他ならない。
でも、こうして標準仕様(純正アクセサリー非装着車)の写真と比べてみれば、違いが判るのでは?
赤城:あっ、確かに違います。
顔つきがさらに力強くなっていますね。そしてキラキラ感が増しているから高級感がアップしている。アメリカの大きなピックアップトラックみたいな存在感です。
工藤:そうそう、注目はまずフロントだね。WR-V用のエクステリアパーツのテーマは「TOUGH STYLE(タフスタイル)」で、なかでもイチオシが「フロントグリル」。標準車の横基調から縦基調のデザインになっているほか、メッキが増えてより上質感のある雰囲気になっている。ここまで印象が変わると、選びたくなるね。
赤城:エンブレムはシルバーのほかブラックも選べると聞きました。
ブラックのほうが精悍なイメージですかね?
工藤:そうそう。フロントグリルのほか、リアのHマークと「WR-V」エンブレムもブラックが用意されているよ。
赤城:標準仕様と見比べると、印象が全然違いますね。もちろんグリルだけでここまで印象が変わるわけではないですよね?
工藤:目の付け所がさすが。グリルだけでも大きく印象が変わるけれど、この車両は「フォグライトガーニッシュ」やフロント、サイド、そしてリアの「ロアーガーニッシュ」も追加されて車体下側の雰囲気も違う。
赤城:ストームシルバー・メタリックが上質さを増しますね。SUVらしい力強さもあります。
工藤:さらに細かい部分では、「フォグライトガーニッシュ」「フェンダーガーニッシュ」「フューエルリッドデカール」そして「エキパイフィニッシャー」もアクセントになっているよ。
そしてWR-Vのグレード構成を見ると中間グレードの「Z」と上級グレード「Z+」の価格差は約14万円で、違いは外観の仕立てだけ。だからあえて「Z」を買って純正アクセサリーを装着して「TOUGH STYLE」でカスタマイズするのもいいと思う。
赤城:確かにそれはいいアイデアですね。
ところで、純正アクセサリーは見た目をドレスアップするアイテムのほかに、実用性を高めるものもあるんですよね?
工藤:そうそう、たとえば開けたドアの端が壁などに当たって塗装が傷つくのを透明なフィルムで防ぐ「ドアエッジプロテクションフィルム」も左右2枚セットで2200円(税込)。これは欲しいね。
――エクステリアをひと通りチェックした赤城さんは、ラゲッジルームを見ようとテールゲートを開けました。
赤城:この紐(テールゲートの裏側にある紐)はなんですか? あっ、背が高くない人でもテールゲートを楽に閉められるようになるようにあるんですね。これも純正アクセサリーなんですか? 痒い所に手が届く感じがいいですね。
工藤:そうそう。ちょっとした気遣いアイテムも純正アクセサリーにはたくさん用意されているのです。
赤城:私、SUVを買ったらアウトドアを楽しみたいんですよね。だから、床が汚れないようにしてくれる「ラゲッジトレー」や「シートバックソフトトレー」は絶対に欲しくなりそう。ラゲッジトレーは水拭きや水洗いできるから汚れが気にならないし、周囲に高めの縁があるから濡れたものを積んでも気にせず済みそうです。
工藤:見てよ、このフィッティングの良さ。
さすが車種専用設計の純正だね。
赤城:よく見ると、ラゲッジルームの左側がポケット状になっていますね。これは普通のWR-Vにはついていないって聞きました。
工藤:その「ストレージボード」も純正アクセサリーだね。これがあると間違いなく便利だよ。洗車グッズの収納場所に使ったりとか。
――そして赤城さんは運転席へ。
工藤:9インチ画面で、それも純正アクセサリー。WR-Vのカーナビは工場ライン装着品の設定がなく、すべて純正アクセサリー(ディーラーオプション)での設定なんだ。基本的に、WR-Vには純正アクセサリー以外のカーナビは取り付けできないよ。
ちなみに、WR-V用に装着できるのは9インチ画面のカーナビと8インチ画面のカーナビ、そして8インチのディスプレイオーディオを用意している。
工藤:もちろん!
出力45Wなので、ノートパソコンの充電もOKです。
赤城:あと、私はイルミネーション系のライティングが好きなんです。そういうアイテムの用意はないんですか?
工藤:もちろんありますよ。足元を照らしてくれる「フットライト」に「インナードアハンドル&ドアポケットイルミネーション」、そして「ドリンクホルダーイルミネーション」を用意しています。
そして……。
工藤:夜になるとWR-Vの文字が光る「サイドステップガーニッシュ」とか、暗い場所でドアを開けるとWR-Vのロゴが地面を照らす「パターンプロジェクター」もラインナップ。
赤城:まさに私が望んでいるものです!
サイドステップガーニッシュは、ドアを開けたときのおもてなし感が高まるのもいいですね。
赤城: 今回、純正アクセサリーを装着したWR-Vをチェックして感じたのは、純正アクセサリーには見た目をよくしてドレスアップするアイテムと、利便性を高める機能アイテムの2種類が用意されているということですね。私も新車を買うときは、今まで以上に純正アクセサリーが気になりそうです。
工藤:そして強調しておきたいのは、純正アクセサリー品の品質の高さ。自動車メーカーの看板を背負っているわけだから、 中途半端なものは商品化できないんだ。品質も耐久性も、もちろん安全性だって厳しい基準が設けられていて、それをクリアしないと商品として発売できないというわけ。「3年または6万km」という保証の長さも自信の証だし、一般的なカー用品とは大きく違う部分だね。
万が一カーナビなどにトラブルが起きても、ディーラーへ持っていけば対応してくれるのも心強い。
赤城:よ〜く、わかりました!
純正アクセサリーって、いいことだらけということですね。
「凹凸にもこだわっています」byデザイナー
――ホンダアクセスデザイナーに
「タフスタイル」のメインはフロントグリルと(フロント/サイド/リアの)ロアーガーニッシュです。標準車がスクエアなデザインなので、用品としてはタフさを引き立てる方向でデザインしました。さらに力強く、アクティブに見えることを考えています。
といっても、ただ単にワイルドな仕立てにするのではなく、質感とクオリティも感じさせたいという想いがありました。上質感を求めるお客さんにも、ラギッドな印象でなくしっかり質感を感じてもらえるよう考えています。
たとえばフロントグリルもクオリティを感じさせる工夫を施しました。標準の横基調に対して縦として差別化しています。あえて塗装ではなく原着(樹脂そのものに着色)としたことで表面をザラザラの仕上げとし、よりタフな印象を持ってもらうようにしました。加えて標準だと上部だけとなるメッキを横や下部にも加え、グリルを一周取り囲むようにして質感を感じさせる演出としているんです。
フロントロアーガーニッシュは2つの部品で構成するのですが、上の部品はクロームメッキ、下の部品はストームシルバー・メタリックとあえて分けています。下部は標準装着されるスキッドカード調の部品がシルバーなのでそれを拡幅するイメージです。上部はフロントグリルやフォグライトガーニッシュにメッキが添えられるので、それと統一してまとまることを狙いました。下部はサイドとリアもストームシルバー・メタリックですね。シルバーもこだわった色調としていますよ。
サイドやリアのガーニッシュには“ハの字モチーフ”(台形状)の凹凸がありますが、単に膨らんでいるだけでなく周囲を凹ませたうえで膨らんでいるのでより立体的に感じられると思います。そういう細部にもこだわっていることを実際に感じていただけると嬉しいですね。
WR-V純正アクセサリー(価格は取付費を含まない税込みメーカー希望小売価格)
【TOUGH STYLE】
フロントグリル ¥46,200
フォグライトガーニッシュ ¥15,400
ブラックエンブレム(Hマーク2個+車名エンブレム) ¥12,100
フロントロアーガーニッシュ ¥44,000
サイドロアーガーニッシュ ¥46,200
リアロアーガーニッシュ ¥27,500
フェンダーガーニッシュ ¥22,000
フューエルリッドデカール ¥11,000
エキパイフィニッシャー ¥9,900
【エクステリア】
ライセンスフレーム(ベルリナブラックタイプ) 前/後各¥4,950
マッドガード ¥15,400
ドアハンドルプロテクションフィルム ¥2750
ドアエッジプロテクションフィルム ¥2200
ドアバイザー ¥23,100
LEDフォグライト ¥33,000
【インテリア ラゲッジアイテム】
ストレージボード ¥13,200
ラゲッジトレー ¥14,300
シートバックソフトトレー ¥19,800
【インテリア】
フロアカーペットマット(スタンダードタイプ) ¥25,300
オールシーズンマット(フロント) ¥11,000
オールシーズンマット(リア) ¥11,000
フットライト ¥16,500
インナードアハンドル&ポケットイルミネーション ¥14,300
ドリンクホルダーイルミネーション ¥11,000
サイドステップガーニッシュ ¥29,700
パターンプロジェクター ¥25,300
【そのほか】
9インチ Honda CONNECTナビ(LXM-242ZFNi) ¥219,450
リアカメラdeあんしんプラス4 ¥39,600
ハイグレードスピーカーシステム ¥49,500
ドライブレコーダー(前後車内3カメラセット) ¥67,100
USB PDチャージャー USB Type-C/1口/最大45W ¥13,200
USBチャージャー センターコンソールボックス後部 USB Type-C/1口/5V/最大3A ¥13,200
おもてなしフォグライトシステム ¥11,000