Honda、両手が使える着座型パーソナルモビリティ「UNI-ONE」を米国SXSW 2024イベントにて世界初公開!新たな拡張現実XRモビリティ体験を実施!

ホンダは、ハンズフリーパーソナルモビリティ「UNI-ONE」に最新技術を組み合わせることで実現した拡張現実(Extended Reality 以下、XR)モビリティ体験を2024年3月10日(日)から3月13日(水)まで米国テキサス州オースティンで開催される音楽・映画・テクノロジーを含む大規模カンファレンス&フェスティバル「SXSW 2024(サウス・バイ・サウスウエスト)」にて世界初公開することを発表した。

両手が使える着座型パーソナルモビリティ、Honda「UNI-ONE」

UNI-ONE
XRモビリティ体験中の様子

UNI-ONEは、ホンダがロボティクス研究で培った技術を基に製作された、座ったまま体重移動するだけで移動でき、両手が自由に使える着座型のパーソナルモビリティだ。今回ホンダは、SXSW 2024イベントにてUNI-ONEを用いた新たなXRモビリティ体験「Honda XR モビリティ・エクスペリエンス」を出展する。デザインと実装力をベースに幅広い領域でより豊かな体験を提供することを得意とするフロウプラトウ社とアブストラクトエンジン社が生み出すインタラクティブな映像コンテンツと、UNI-ONEを組み合わせることで、仮想現実(Virtual Reality 以下、VR)と実際のモビリティを融合させた、全く新しい世界初のXRモビリティ体験が提供される。参加者は、VRヘッドセットを装着してUNI-ONEに乗ることで、大空を浮遊するような感覚や、実際の速度以上の加速感でハーフパイプを滑走しているような感覚など、視聴覚と身体感覚が連動したこれまでにない没入体験が可能となる。

VRゴーグル装着時の映像:
XRにて大空を浮遊するイメージ
VRゴーグル装着時の映像:
XRにてハーフパイプを滑走するイメージ

UNI-ONEは、座ったまま体重移動するだけで移動でき、両手が自由に使える着座型のパーソナルモビリティだ。ホンダのロボティクス研究から生まれたバランス制御技術と、前後・左右・斜め360度自由に移動できるHonda独自の車輪機構「Honda Omni Traction Drive System(オムニ トラクション ドライブ システム)」を採用している。座面を上下させることができるため、立っている人に接する際には座面を上昇させ、座っている人や子供と接する際には座面を下降させることで、まわりの人と目線を合わせて仕事をしたり、移動したりすることができる。

UNI-ONE 主要諸元

大きさ(全長×全幅×全高)ハイポジション時 650×580×920mm
ローポジション時 770×680×770mm
重量70kg
乗員最大重量110kg
最高速度時速6km(時速4kmに設定可能)
航続可能距離8km ※走行条件による
バッテリータイプ交換式リチウムイオンバッテリー
充電時間最大2時間
走行条件1:
段差・傾斜
車椅子走行可能エリアを想定
段差:直進方向は20mmの高さまで対応
全方位は屋外バリアフリー相当の段差に対応
傾斜:6度まで対応
走行条件2:
滑りやすい路面
濡れたPタイル相当に対応。水たまり走行可能
走行条件3:
公道
道路交通法に基づき公道は特区申請で走行可能(日本国内)
防水/雨天対応IPx4相当
安全性:乗降しやすさシート昇降機能あり
安全性:セーフティー転倒に至る前にシートを降下し、着地補助輪で着地
※今後の開発状況によって変更あり
UNI-ONE公式WebサイトURL

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