「安全性においてリーダーであり続ける」というヒョンデモーターグループのコミットメントと、クルマに乗っている人だけでなく、他の道路利用者にとっても最高レベルの安全性を提供するための同グループの継続的な取り組みを示している
IIHSによる評価で「TSP」を獲得するには、車両はスモールオーバーラップ前面衝突試験、オリジナルのモデレートオーバーラップ前面衝突試験および最新の側面衝突試験で、高い評価を獲得する必要がある。そしてTSPよりレベルの高い「TSP+」を獲得するには、スモールオーバーラップ前面衝突試験と最新の側面衝突試験で高い評価を獲得し、かつ最新のモデレート前面衝突試験でも許容可能な評価以上を獲得しなければならない。TSPとTSP+の両方を獲得するには、上記に加え、歩行者前面衝突保護性能試験において許容可能な評価または高い評価を獲得し、かつすべてのトリムレベルに許容可能な評価、または高い評価のヘッドライトを装備することが求められる。
IIHSの2024年安全性評価において同グループの車両の並外れた性能が認められたことは、同グループが常に安全性向上に取り組んでいることの証。ヒョンデ、キア、ジェネシスの各ブランドを擁する同グループは、TSPを10車両で、TSP+を6車両で獲得。TSPとTSP+を合わせると業界最多の獲得数だ。この成果は、「安全性においてリーダーであり続ける」という同グループのコミットメントと、クルマに乗っている人だけでなく、他の道路利用者にとっても最高レベルの安全性を提供するための同グループの継続的な取り組みを示している。
獲得したのはヒョンデが7車種(TSP+2車種、TSP5車種)、ジェネシスが7車種(TSP+3車種、TSP4車種)で、全体で同率2位。そしてキアは2車種(TSP+とTSPを各1車種)で獲得した。今回の評価により、この3ブランドの車両は非常に高い安全基準を達成していることがわかる。
具体的には、ヒョンデがコンパクトSUVの「コナ」と中型EVの「アイオニック6」がTSP+を獲得。TSPは、小型車の「エラントラ」、コンパクトSUVの「アイオニック5」と「ツーソン」、中型SUVの「パリセード」および小型ピックアップトラックの「サンタクルス」が獲得した。
ジェネシスは大型高級車の「エレクトリファイド G80」、コンパクトSUVの「GV60」および中型高級SUVの「GV80(2023年8月以降に生産)がTSP+を、大型高級車の「G80」と「G90」および中型高級SUVの「エレクトリファイドGV70」と「GV70(2023年11月以降生産)」がTSPを獲得した。
そしてキアは、中型SUVの「テルライド」とコンパクトSUVの「スポーテージ」がそれぞれ、TSP+とTSPを獲得した。
このたびの結果を受けて、同グループで社長兼グローバル最高安全品質責任者を務めるブライアン・ラトゥーフ氏は、このように述べている。
「ヒョンデモーターグループは、IIHSが実施した2024年安全性評価の結果を受けて、TSPとTSP+の獲得数において業界最多となったことを誇りに思います。今回16車種で業界最高の安全性を評価されたことからわかるように、ヒョンデでは安全性を車両設計の基盤としています」