欧州BセグメントのクロスオーバーSUVであるモッカは、2012年「モッカX」として発売。2020年に登場した現行型では、「モッカ」に車名を変更、フルエレクトリック版「モッカーe」も導入されており、これが初の大幅改良となる。
捉えたプロトタイプは、フロント全体とリヤの一部をカモフラージュしている。フロントエンドでは、70年代のクラシックな「ヴァイザー」デザインが継承されているが、グリルを新設計。ヘッドライト内部には、現行型に見られるホッケースティックの形状をしたLEDデイタイムランニングライトが配置されているが、折られたサイドバーの部分が分割され、よりシャープな目つきとなっている。
現段階で側面の変更は見られないが、リヤエンドでは、ブランドエンブレムと「MOKKA」のロゴが隠されていることから、新世代へ向けてイメージチェンジが図られる可能性があるだろう。
パワートレーンだが、この1年でエレクトリックバージョンは20ps向上、最高出力156psになったほか、より大きな54kWhバッテリーにより、航続距離は252マイル(406 km)伸びた。またICEモデルは最高出力136psを発揮するモデルが導入されるなど、ドライブトレーンをアップグレードがされており、大きな進化はないとみられる。
モッカ改良新型のワールドプレミアは、2025年以降と見られている。