918ps発揮するロータス「エレトレR」超えのスーパーSUVに
同ブランドのCEOである、ジャン・フィリップ・インパラート氏は、現在開発中のEVプロトタイプはすでに941psを発揮しているが、市販型ではさらに高い出力、おそらく1,000psに達するとメディアに発言したようだ。
電動化への移行は、内燃エンジンのサウンドや体験を手放すことであり、熱心な愛好家にとって受け入れ難い問題となっている。しかしアルファロメオは、この高性能スペックで納得してもらえる自身があるという。
現行型となる初代ステルヴィオは、2016年にデビュー、2018年にパフォーマンスモデル「クワドリフォリオ」が導入された。ベースモデル登場からすでに8年が経過、来夏には次期型の登場が予定されている。次期型には新型ダッジ・チャージャーから流用されるステランティスのSTLAラージ・プラットフォームが採用されるとみられている。
このプラットフォームは、800Vアーキテクチャへのアクセスを提供、超高速充電を可能にし、前述したとおり最高出力は1,000psを誇る可能性があるが、これが事実なら1,000ps超えのテスラ「モデルX」と同等のパワーを備えるSUVになる。現在1,000psのSUVはこの1台だけで、その下は918psのロータス「エレトレR」のため、発売されれば世界で2番目にハイパワーSUVの誕生となる。
インパラート氏はアルファロメオを、グループ全体の中で「最大の宝石」と語っており、先日は買収の申し出を断ったことを明かした。今後数年間で15台以上の新型モデルを計画しており、数十億ドルを開発に投資するという。ステルヴィオと次世代ジュリア(これ2027年に登場予定のEV)は、その計画の一部となるようだ。
ステルヴィオEVの登場は2025年、クワドリフォリオは2026年と予想され、ジュリアの後継モデルは、電動とガソリンの両方のオプションを提供することになると予想されている。