初代となる現行型e-tron GTは、2021年に登場。3年の月日を経て初の大幅改良がなされる。
改良新型では、最近フェイスリフトされたポルシェ「タイカン」によって導入されたアップグレードの一部を継承するほか、より多くのパワー、より速い充電速度、より長い航続距離、そしてMY 2025ラインナップを飾る新しいRSパフォーマンストリムが期待できるという。
公式リーク画像はカモフラージュが一切なく、最終量産モデルとの唯一の違いは、派手なカラーリングだろう。フロントバンパーには改良されたインテークと若干異なるグリルカバーが採用され、テールには再設計されたディフューザーが装備されている。また足回りには、黒で仕上げられた新しいアロイホイールが装着されている。
最近アップデートされたポルシェ「タイカン」から判断すると、アウディe-tron GTにはより強力な電気モーターが搭載され、270kWhではなく、最大320kWhという高速な充電速度を提供する。また一部のトリムには、既存の93.4kWhユニットと比較してより長い航続距離を可能にする105kWh大容量バッテリー パックが搭載されるほか、頂点には最高出力646PSを発揮する「RS e-tron GT」が設定される。
その他のハイライトでは、ポルシェ アクティブ ライドと同様の、油圧アクチュエーターを備えた、新開発アクティブサスペンションシステムが注目される。これにより、アウディのエンジニアは電気モデルの快適なドライビングダイナミクスをさらに強化できるようになるという。
同ブランドでは、e-tron GT新型のワールドプレミアの日程を発表していないが、今後数週間から数カ月以内に行われることは間違いない。