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「ダイナミックシールド」をより強く印象付けるフロントフェイスに一新。コネクティッド機能や安全機能の追加により、利便性や安全性も向上
ASXは、アライアンスパートナーであるルノーよりOEM供給を受けるCMF-Bプラットフォームを採用した2列5人乗りのコンパクトSUVで、昨年3月に欧州で発売された。今回の大幅改良ではフロントフェイスを一新し、洗練されたモダンなデザインを実現。さらに、コネクティッド機能や安全機能を追加することで、利便性や安全性を高めている。なお、新型ASXは、5月よりスペインのルノー社バリャドリード工場で生産が開始される。新しいASXの特徴を項目ごとに見ていこう。
デザイン
新型ASXでは、三菱自動車のデザインアイデンティティである「ダイナミックシールド」を、より強く印象付けるフロントフェイスに一新。バンパー中央部を大胆にブラックアウト化することで「ダイナミックシールド」を強調するとともに、立体的で奥行き感のあるサテンシルバーのグリルモチーフを組み込んで一体化させることで、ダイナミックかつ堅牢な印象を両立した。
LEDヘッドライトは、L字型とスリット状の造形を組み合わせ、洗練されたモダンな印象に仕上げている。また、ダイヤモンドカット加工を施したブラックの18インチのアルミホイール(グレード別設定)を新たに採用し、スポーティな逞しさを表現している。
コネクティッド機能
室内では10.4インチのスマートフォン連携ディスプレイオーディオを新たに採用するとともに、三菱車で初めてのGoogle搭載車として、コネクティッドサービスを充実。音声で電話やメール、音楽の再生、リマインダーの設定、車内の温度調整などができるGoogleアシスタントや、ナビゲーション機能やリアルタイムの交通情報を提供するGoogle マップ、スマートフォンのように音楽やポッドキャストなどのアプリをダウンロードできるGoogle Playが使用できる。
また、コネクティッド機能を強化する新開発のモバイルアプリ「My Mitsubishi Motors」を展開。スマートフォンから駐車位置の確認などが可能となり、日常生活での使い勝手を向上させる。
パワートレイン
新型では、ハイブリッドEV(HEV)モデル、マイルドハイブリッドモデル、ガソリンエンジンモデルを設定。HEVモデルでは1.6ℓガソリンエンジンに2モーター(駆動用と発電用)、マルチモードオートマチックトランスミッションと1.2kWhの駆動用バッテリーを組み合わせた。また、バッテリー残量を温存しながら走行する「Eセーブ」モードを新たに採用。駆動用バッテリーの充電を40%以上に保つことができるため、EV走行したい場面や、急坂などモーターによるエンジンのアシストが必要な場面に備えて、電池残量を確保しておくことが可能だ。
そのほか、1.3ℓ直噴ガソリンターボエンジンと6速MTあるいは7速DCTを組み合わせたマイルドハイブリッドモデル、1.0ℓガソリンターボエンジンと6速MTを組み合わせたガソリンエンジンモデルをラインナップしている。
安全機能
駐車可能位置を自動で検知し、車庫入れや前向き駐車、縦列駐車をサポートするパークアシスト(※)や、車両周囲の障害物などの確認を補助するアラウンドビューモニター(※)を装備し、駐車時の安全性と利便性を高めた。また、後退時交差車両検知警報システム[RCTA](※)をはじめとする予防安全技術を充実させることで、快適かつ安全・安心な運転をサポートする。
※グレード別設定