サイズや規格にアフターサービス……タイヤを新調する前に知っておきたい失敗しないためのタイヤ交換の基礎知識【CarGoodsMagazine】

愛車をアップデートするための一大イベントであるタイヤ交換。決して安くはない買い物なだけに失敗は許されない。ここでは後悔しないための基礎知識や購入前に知ってきたいおトクな情報を紹介していこう。

サイズ選びは純正を基準に考えるのが基本

愛車をアップデートするための一大イベントであるタイヤ交換。決して安くはない買い物なだけに失敗は許されない。ここでは後悔しないための基礎知識や購入前に知ってきたいおトクな情報を紹介していこう。

タイヤは純正装着されているサイズを基準に選ぶのが基本。自動車メーカーはそれを基準にクルマを開発しているため、大きくサイズが異なるタイヤを履くと様々な弊害が生じる恐れがある。
例えば衝突安全装備。外径が大きく変化するタイヤを履くと車高が変化してカメラやレーダーの位置がズレてしまう恐れがある。これによりセンシング性能に影響がでる可能性も否めない。また実際のスピードとメーターとの誤差が生じて車検に通らなくなることもある。タイヤ交換をする際は、量販店や専門店に相談するのが得策だ。

タイヤのショルダー部にある数字や記号を見れば、サイズはもちろん、どれだけの最大荷重や最高速度に対応しているのかが分かる。

タイヤの種類と規格についてお理解を深めよう

ひと言でタイヤといっても種類は色々。性能のバランスに優れたサマータイヤに加えて、雪上&氷上性能に優れるスタッドレス、さらにサマータイヤとスタッドレスの中間的な特性を持つオールシーズンなどがあり、使用環境に応じて選べるようになっている。

またオンロード/オフロード問わずに走行できるのがオールテレーンやパンクをしても一定の距離を走れるランフラットなど、種類も色々。
さらにサマータイヤでも、燃費性能やウェット性能に優れたエコタイヤとスポーツ性能を重視したスポーツタイヤなど、いろんなタイプがあり、そのキャタクターは異なる。

そうした性能を分かりやすくするために、省燃費タイヤ等のラベリングやぬかるんだ路面や積雪路の走行が考慮されているタイヤである証であるM+S(マッド&スノー)など、様々な規格があるので、購入時にはしっかりと把握しておきたい。

JATMA(一般社団法人 日本自動車タイヤ協会)により定められる低燃費タイヤを対象としたラベリング制度。転がり抵抗性能(AAA〜C)とウェットグリップ性能(a~d)を、等級に分けて表示している。転がり抵抗が低いほうが燃費に有利。これを見ればエコタイヤの性能が一目瞭然なのだ。

アフターサービスの充実度も知っておきたい

タイヤ履き替え時にチェックしておきたいのは価格だけではない。アフターサービスがどれだけ充実しているかも肝心。量販店ではタイヤにまつわる様々なサービスを展開している。
最近、人気が高くなっているのがパンク保証。その保証内容はそれぞれ異なるものの、パンクした際に新品に交換してくれる安心感ははかなりしれない。

高速道路におけるJAFの出動理由で一番多いというタイヤのパンクやバースト。いつ起こるか分からないトラブルに備えられるのが「パンク保証サービス」。その保証内容はそれぞれ異なるものの、パンクした際に新品に交換してくれるメリットは大きい。

またタイヤのローテーションやホイールナットの増し締めのサービスを行っている量販店やタイヤ専門店もある。車種や使い方によってはタイヤ摩耗の進行具合が異なることもある。こうしたサービスでタイヤを長持ちさせられるのはうれしいポイント限りだ。
そのほか窒素ガス充填やタイヤ保管サービスなど、手厚いサービス体制を整えているお店も数多い。購入時には事前にチェックしておきたい。

夏タイヤを新調した際に困るのがスタッドレスの保管場所。そんな時に活用したいのが、お店で預かってくれる「タイヤ保管サービス」。交換したタイヤを持ち帰る手間もないし、しっかり管理してくれるので劣化も防ぐことができるし、盗難の心配もない。
タイヤホイールが取り付けられる角度や位置を最適化する「アライメント測定・調整」。これにより燃費や操縦安定性が向上するほか、タイヤの偏摩耗を防ぐことも可能。タイヤ交換時にアライメント測定、調整を行えば、タイヤ本来の性能を引き出すことができる。

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