レース好き&メカニックは知っている「アルティア」とは?
「アルティア」の名は、1990年代はN1耐久シリーズへの参戦、昨今はスーパーGTやスーパー耐久、D1グランプリなどへのスポンサー活動を行っているため、クルマ好きの間でも比較的知られていることだろう。
しかしアルティアの本業は、リフトや車検機器、タイヤチェンジャーやホイールバランサーなどといった、自動車用整備機器をディーラーや整備工場、あるいは自動車メーカーなどに販売(一部は自社製造も)すること。「四大自動車機械工具商社」のひとつとして、自動車アフターマーケットの業界内で知らない人はいないと言っても過言ではない存在だ。
つまりBtoB中心の会社であり、裏を返せば一般のクルマ好きが直接関わる機会は極めてまれと言える。
そんなアルティアが、今回のモーターファンフェスタで一般来場者向けに出品・販売していたのは、レンチやドライバーなどのハンドツールや、大人気アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズとコラボしたミニカーやTシャツなどグッズの数々。アルティアは過去にも同シリーズとコラボした二柱リフトを期間限定で販売するなど、両者の関係は深い。
だがそれ以上に驚きなのは、前述の通り本来はディーラーや整備工場向けのリフトやツールボックス、高圧洗浄機といった整備機器の模型を展示し、一般のクルマ好きに向けてアピールしていたこと。聞けば「自宅のガレージにこうした整備機器を入れたいというニーズは意外と多く、その導入イメージを模型で提案している」のだとか。
すでにスーパースポーツカーや希少なモデルを所有するミリオネアはもちろん、将来ガレージハウスに住むことを夢見るクルマ好きも、自宅にアルティアのどんな整備機器を設置するか、想像してみるだけでも楽しい時間を過ごせるのではないだろうか。