起亜は現在、ブランド初となるピックアップトラック「タスマン」を開発中だが、量産型の予想CGが制作された。
タスマンは同ブランドにとって非常に重要な新型モデルで、個性的なフロントエンドを採用している。KOLESA RUから提供された予想CGは、スパイショットと公式ティザーイメージを元に制作されており、かなり量産型に近いと考えていいだろう。
フロントエンドには、T字型のLEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライトユニットがノーズのかなり端にレイアウトされている。また、グリルはボディカラーのインサートをサイドに持つ黒いセンターエレメントを配置するなど、個性の強いデザインが特徴だ。
ボディ側面には、黒いホイールアーチと、ドアを横切る鋭いキャラクターラインを採用。リヤエンドでは、他のほとんどのピックアップと同様に、LEDライトバーと垂直に配置された複雑なLEDテールライトが確認できる。
プラットフォームは、同ブランドのSUV「モハベ」と同じプラットフォームを採用、ボディオンフレーム設計になる。パワートレインは、2.5L直列4気筒ターボガソリンエンジンや、2.2L CRDiターボディーゼルをラインナップ。ディーゼルは最高出力200psを発揮し、オートマチックとマニュアルを選択できる可能性が高い。また3.0L V型6気筒ターボディーゼルを導入する可能性もあるという。
タスマンのライバルには、トヨタ・ハイラックスや三菱・トライトンなど国産車もあるが、それらに引けを取らないスポーティーなデザインを持ちながら、ハイラックスの407万円、トライトンの498万円より低価格が予想されており、お買い得なピックアップトラックとなりそうだ。
タスマンのワールドプレミアは2024年内と予想。同ブランドは、米国でプロトタイプがテスト中であるとの報道があるにもかかわらず、「現時点で米国市場への導入は未定」と話している。