このところ目立った動きのなかったジャガーだが、ブランド初となるフルエレクトリックモデルに関する情報を入手した。
ジャガーは現在、新EVプラットフォーム「JEA」(Jaguar Electric Archittecture)の開発に取り組んでいると伝えられており、今後数年の間にデビューさせる3台の新型EVでこれを採用予定となっている。
また、フルエレクトリック自動車メーカーを目指している同ブランドは、メルセデスやBMWと競合する高級自動車メーカーから、ベントレーやポルシェなどと競合する“最高級車メーカー”へ移行をする野望を持っているという。
英『Autocar』誌によると、ジャガーは電動グランドツアラーをリリースすると予想されおり、これはE-Typeを含む同ブランドの伝説的なモデルからインスピレーションを得ているという。さらに、伝説の「XJ」の名が復活する可能性があることも独自調査で判明した。
XJは、ジャガーブランドの代名詞として1986年に誕生。その後モデルチェンジを継続するも2019年に販売終了となった。次期型はフルエレクトリックになると発表されていたが、その計画は中止になったとも伝えられている。
量産モデルの航続距離は最大434マイル(700km)、価格は脅威の12万5600ドル(約1960万円)程度が予想されている。また、ワールドプレミアは8月のペブルビーチ・コンクール、または11月のロサンゼルスモーターショーとなる可能性があるようだ。
果たして、この新型電動GTで伝説の「XJ」の名が復活するのか、世界が注目している。