鋳造業界特有の難課題である加工巣の発生メカニズムを解明することで問題発生率を大幅に減少させるなど、現場で発生した数々の問題解決に大きく貢献
山田さんは1981年に入社して以降、自ら知識・技能向上に努めることで、鋳鉄溶解における第一人者となり、データを分析する知識・技能に加え、キュポラ操業における高度な技能を有している。鋳造業界特有の難課題である加工巣の発生メカニズムを解明することで、問題発生率を大幅に減少させるなど、現場で発生した数々の問題を解決することに大きく貢献してきた。
また、新入社員教育から高技能者、監督者の教育まで、幅広い層に対する人材育成にも貢献し、鋳造業界の永続的な後進育成においても大きな成果をあげている。2013年からは鋳鉄鋳物鋳造国家技能検定の検定委員や、栃木県内企業で働く海外研修生の技能検定の検定委員をつとめ、11社、6カ国計130名の技能者に対する技能向上支援にも尽力している。