リアスポイラーは初期プロトタイプと比較してより水平で端面がはるかに巨大化。
現在コルベットC8の最強モデルは、新開発の自然吸気5.5リットルV型8気筒ガソリンエンジンを搭載する「Z06」で、最高出力670psを発揮する。一方「ZR1」は、先代「C7」型に設定されていた最強グレードで、当時最高出力755ps発揮していたが、ついにC8型で復活する。
公開されたティザーでは、一瞬リアセクションが見えるだけで、新型ZR1は登場しない。しかし、心臓部であるツインターボチャージのフラットプレーンクランクV8エンジンから発せられる音の生々しいサウンドが公開され、海外メディアでは、まさに「聴覚攻撃」と表現されている。
ニュルで高速テストをするプロトタイプは、初期プロトタイプと比較してより水平で端面がはるかに巨大化されており、コルベットZ06のオプションのZ07パフォーマンスパッケージリアスポイラーよりもさらにアグレッシブに見える。エアロオプション装着のZ06では、時速186マイル(300 km/h)で734ポンド(333 kg)のダウンフォースを発生、これはベースのZ06が発生するダウンフォースの2倍に強化されているが、ZR1新型では、さらにダウンフォースが強化されることは間違いない。
予想されるパワートレインは、5.5リットル・フラットプレーンクランクシャフトV8ツインターボエンジンで、最高出力は862ps、最大トルク1,119Nmを発揮するというリーク情報がある。