「F250」(開発コード)として知られる新型モデルのプロトタイプは、擬装パネルが大量に取り付けられてディテールが隠されている。現在わかるのは、ラ・フェラーリと同様の球根状のルーフとフロントウィンドウを備えており、レースカーを彷彿させるボディシルエットだろう。またフロントエンドが非常に低く位置し、ボンネット上の大きなエアアウトレットと、空力を助けるためにフロントグリルの下に隠されたいくつかのアクティブエアロフラップを備えていることも確認できる。
興味深いデザインの詳細はそれだけではない。バタフライドアを備えているように見え、そびえ立つリアウイングがリアエンドを支配している。後部に2つのエキゾーストパイプがあるように見えるが、本物のエキゾーストは296 GTBと同じように中央に取り付けられている。
パワートレインの確定情報はないが、噂通りなら、新型「12Cilindri」のようなV12やSF90のようなV8は搭載されず、代わりにV6を搭載。高度なハイブリッドのセットアップを用いて最高出力は1,000psを遥かに超えてくるといい、海外メディアでは「次世代ハイパーカー王」と伝えている。
F250のワールドプレミアは、最速で2024年末と予想され、おそらく一瞬で完売となるだろう。