ヒョンデとヒルトングランドバケーションズ（HGV）は7月2日、国境を越えたZEV体験の提案と潜在カスタマーの発掘に向けた協業に合意したと発表した。
両社は今回の基本合意をもとに「両社が提供するプレミアムな顧客体験の提案」、「新しいビジネスチャンスの模索」、「ハワイを始めとする観光地でのサステナブルツーリズムの強化」という主要競合領域を設定し、それぞれで協業モデルの本格展開を進めていく。
HGVはタイムシェア業界のリーディングカンパニー。アメリカ・フロリダ州のオーランドに拠点を置き、行楽地におけるタイムシェアサービスの提供やリゾートの企画や開発などを行うとともに、ヒルトン・グランド・バケーションズ・クラブおよびヒルトンクラブを運営している。
一方のヒョンデは近年、サステナブルなEV体験を広げることに積極的で、それらをボーダーレスかつシームレスに提供する方法を模索してきた。そんななか、世界中の旅行客に環境に優しく、新たな休暇のスタイルと体験をもたらすHGVとブランドビジョンが共鳴し、手を組むことになったという。
ヒョンデモビリティジャパンでは環境意識の強い人気観光地であるハワイ・オアフ島において、2024年4月からヒョンデ車を24時間試乗できるキャンペーン『ヒョンデ・モビリティ・パスポート』を実施しているが、このたびのHGVとの協業ではこれを強化したプログラム『ヒョンデ・モビリティ・パスポート・イン・コナ』が展開される運びとなった。
ヒョンデとHGVの協業プログラムはまず日本のカスタマーに向けたものが提供されていくが、今後は上記のプログラムを中心に各地域に適したかたちで拡大されていくという。
