ヘッドライト上部と下部のセクションには、旧モデルの5つのLEDはなく、6つと7つのLEDキューブを搭載
ジェネシスの親ブランドヒョンデは3月、日本で知名度が上昇中の「IONIQ 5」改良新型を投入したが、同グループでは現在、「E-GMP」アーキテクチャーをベースとするキア(KIA)「EV 6」とジェネシス「GV 60」を準備している。
改良新型では、エクステリアのデザインの刷新のほか、より大きなバッテリー、および技術アップグレードが期待されている。
ヘッドライトのアウトラインは、変更されないと思われるが、上部と下部のセクションには、旧モデルの5つのLEDはなく、6つと7つのLEDキューブが搭載されている。
後部では、リヤスポイラーを改良するほか、LEDライトストリップの初採用が予想される。
キャビン内では、12.3 インチのツインスクリーンは、おそらく引き継がれるだろうが、ヒュンダイの次世代インフォテインメントシステムであるコネクテッドカーナビゲーションコックピット(ccNC)を採用する予定で、ワイヤレスのApple CarPlayとAndroid Autoを含む追加のテクノロジーが追加されることが期待されている(現在のクルマにはワイヤード)。
改良新型では、現在のモデルに搭載されている77.4 kWhパックの代わりに、84 kWhのより大きなバッテリーパックを搭載する予定だ。これにより、RWD モデルの現在の推定470kmよりも航続距離が向上すると見られる。
また、「アクティブ エア スカート」(AAS)システムも採用される。これは、空力効率を向上させるために車輪の前に伸びる2つのスラットで構成されているものだ。スラットは80km/hを超える速度で展開し、70km/hを下回ると格納されるすぐれものだ。テスト中、AASはジェネシスGV60テスト車両で最大2.8%の抗力を削減できたという。
GV 60改良新型は、今後数か月以内に韓国でデビューし、2025年モデルに間に合うようにヨーロッパと米国に導入される予定だが、ジェネシスはパフォーマンス重視の「GV60 マグマ」バリアントも開発が進められている。