マイルドハイブリッド・ガソリンエンジンとPHEVが提供されるため、燃焼エンジンを搭載した最後のクプラに
テラマールは、昨年にコンセプトモデルとして発表され、ワールドプレミアが迫っている。市販型では、フォルクスワーゲン(VW)のティグアンをベースとして開発が進められており、同グループの「MQB Evo」プラットフォームを採用している。
全長4.5mのテラマールは、フォーメンターよりわずかに大きく、基本的にはフォルクスワーゲン「ティグアン」のクプラバージョンと考えていいだろう。
市販型では、マイルドハイブリッド・ガソリンエンジンとPHEVが提供されるため、燃焼エンジンを搭載した最後のクプラと言われている。航続距離は約100 km(62マイル)と言われており、ハンガリーでアウディQ4およびフォーメンターと並んで製造される。
捉えたプロトタイプのフロントエンドには、大きく開いた黒いグリルを装備。その両側には3つの三角形LEDデイタイムランニングライトを備え、サイドに回り込む威嚇的なヘッドライトが確認できるなどベースモデルと似ているが、高性能ブレーキシステムが搭載されている。
現時点では、テラマール VZにどのエンジンが搭載されるかはわからないが、最高出力245psと 300ps以上の2つの異なるバージョンが登場する可能性があり、最大のライバルとなるトヨタ「RAV4」を圧倒するパワーが自慢だ。
VZのワールドプレミアは、8月と予想される。