初代アルティマ(U13型)は、1993年に「スタンザ」の後継モデルとしてデビュー。当初は「スタンザ・アルティマ」の車名で販売されていたが、1994年には「スタンザ」の冠が外され「アルティマ」として再スタートを切った。
現行型となる6代目は2018年に登場。「S」「SR」「SV」「SL」をラインナップし、最上位に2.0L直列4気筒ガソリン「VCターボ」エンジン搭載の「SR VCターボ」が存在している。
情報によると、アルティマは2025年に生産される2026年モデルを持って生産終了する方向で、最上位「SR VCターボ」は、それより1年早く生産終了するという。つまり、2024年に生産される2025年モデルから外れる予定だ。
事実だとすれば残念ではあるが、最新情報によると、日産は「グロスブラックホイール」と、既存のSVプレミアムパッケージのさまざまなアイテムを追加した「SVスペシャルエディションパッケージ」など、残りのラインナップにいくつかの改良モデルを計画しているという。
また生き残るノンターボSRにも新しい19インチブロンズホイールオプションが採用される予定のほか、SRプレミアムパッケージには、デュアルゾーンクライメートを搭載、アルティマSは2024年モデルに装備されている7インチディスプレイの代わりに、Apple CarPlayとAndroid Autoを備えた8インチメディアスクリーンに進化するという。
日産はアルティマの生産中止を正式に発表していないが、海外メディアによると、同社は北米のセダン市場からほぼ撤退。アルティマと手頃な価格のヴァーサの両方を廃止する予定だが、セントラは生産中止を免れるという。また近い将来コンパクト〜ミッドサイズのBEVセダンを導入する計画もあるという。