コードネーム“634”のウラカン後継モデルは、かねてから噂のあった、闘牛の名にちなむというランボルギーニの伝統的ルールに基づく車名は、メキシコ産雄牛に由来する“Temerario(テメラリオ)”と名付けられることが濃厚となっていることも新たにわかった。
捉えられたプロトタイプは、地を這うような低いフォルムを身にまとい、スリムなヘッドライトと、インジケーターとしても機能する六角形のLEDデイタイムランニングライトを配置し、エッジの効いたフロントエンドを備えている。そしてそれらは、非常に様式化されたインテークと、アグレッシブなフロントスプリッターによって結合されている。
側面では、前進したキャビンと、空気をサイドスクープに導く彫刻的なドアを装備、通気口付きのバットレス、ワイドなセンターエキゾースト、六角形の薄型テールライトによって仕上げられている。またバブルルーフ、コンパクトなスポイラー、アグレッシブなディフューザーも確認できる。
キャビン内では、12.3インチのデジタル計器クラスター、8.4インチのインフォテインメントシステム、9.1インチの助手席ディスプレイなど、レブエルトと多くの要素が共有されると見られている。またスポーティなスイッチ類、角張ったアクセント、フラットボトムのステアリングホイールなども装備されるはずだ。
市販型ではレブエルトで初めてデビューした、航空工学からインスピレーションを受けたフルカーボンファーバーの軽量で強力なモノコック構造“モノフューズレッジ”を採用するが、価格上昇を抑えるべく、構造の大部分はカーボンファイバーではなくアルミニウムで作られることになるようだ。
すでに同社は、この新型ハイパーカーが“高性能電動車”になることを認めており、4.0L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載するものの、これに8速デュアルクラッチトランスミッションと、3つの電気モーターを備えたハイブリッドシステムが組み合わされるものと予想されている。この構成により、最高出力は900psを超えると噂されている。