目次
現行型と新型 ボディサイズはどう違う?
新旧比較でボディサイズは、
全長:+75mm
全幅:+30mm
全高:−10mm
と全長、全幅が長くなっている。
ちなみに全幅は現行3シリーズ(全長×全幅×全高:4715mm×1825mm×1450mm)と同じ長さだ。
現行WRX S4
新型WRX S4
エクステリアデザインはどう変わったか?
現行WRX S4のデビューは2014年と、登場から7年経つことになる。だが、現行WRXのアグレッシブかつ洗練されたスタイリングは今見てもかっこいい。
こちらが新型WRX。
新型では、パフォーマンスカーにふさわしい大胆でアグレッシブなスタイリングで、走りの愉しさを表現したという。
ヘキサゴングリルを起点とした立体的な造形、ワイド&ローを強調するフロントバンパーのデザインや力強く張り出したフェンダーで、止まっていながら今にも走り出しそうな躍動感を表現。現行モデルと比べさらにアグレッシブで、彫りの深いデザインになっている。
また黒いホイールアーチガーニッシュが特徴的だ。どのボディカラーにしても変わらないようなので、ブラックを選ばない限り、強いアクセントになるだろう。表面には凹凸がある空力テクスチャー(ヘキサゴンパターン)を施し、空気の流れを整えて操縦安定性を高めている。フロントフェンダー後部、リヤバンパー後部にはエアアウトレットを設け、パフォーマンスカーならではのデザインとコーナリング時や高速走行時の操縦安定性を両立した。
またリヤデザインで印象的なのはバンパーだ。現行モデルより大きく迫力のあるものとなっている。デザイン性はもちろん、空力性能へも貢献しているという。
インテリアはどう変わったか?
インテリアデザインは、黒を基調とし、レッドステッチを配したもので、新型WRXのアグレッシブでスポーティなパフォーマンスが表現されている。基本的な造形は、昨年登場したレヴォーグと同様のデザインだ。
インストルメントパネル中央には、さまざまな機能を集約した11.6インチのセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステムを配置。またメーターには12.3インチフル液晶メーターを採用。運転に必要な情報を直感的に伝えてドライビングをサポートしてくれる。これらはアイサイトXの搭載車に標準装備される。通常のアイサイト搭載車でもメーカーオプションとしてセットで装備することが可能だ。
また上級グレード「STI Sport R」には、RECAROフロントシートをメーカーオプションで用意。シート表皮には肌触りが心地良いウルトラスエードを採用することで、より優れたホールド性と安全性、快適性を高次元でバランスして、ドライバーのスポーツマインドを掻き立てる。
パワートレーンは?
現行型は、2ℓ水平対向4気筒ターボエンジンを搭載。最高出力は300ps、最大トルクは400Nmを発揮する。スポーツリニアトロニック(CVT)との組み合わせにより、ダイレクト感あるスポーティなドライビングを楽しめるのが特徴だ。駆動方式はAWDのみ。
新型は、2ℓから2.4ℓに排気量が400ccアップしたのがポイント。ターボチャージャーには電子制御式のウエストゲートバルブが備わり、最高出力は275ps、最大トルクは350Nmを発揮する。低回転から力強いトルクを高い応答性で発揮するのが特徴で、あらゆるシーンで途切れない加速感を実現した。組み合わされるトランスミッションは、「スバルパフォーマンストランスミッション」と言われる8速マニュアルモード付きのCVTとなる。駆動方式はもちろんAWDのみ。VTD-AWD(不等&可変トルク配分電子制御AWD)を採用する。
スペックは
FA24型
排気量:2387cc
内径×行程:94.0mm×86.0mm
圧縮比:10.6
最高出力:275ps/5600rpm
最大トルク:375Nm/2000-4800rpm