フェラーリ、ランボルギーニ、マクラーレンなどのスーパーカーのカスタマイズで知られるチューナーのZacoeは、現状では賛否両論あるG87型BMW M2のデザインの魅力を最大限に引き出すべく、かつてのDTM(ドイチェ・ツーレンワーゲン・マイスターシャフト=1995年までのドイツツーリングカー選手権)風のワイドボディキットを装備させた。クラシカルなBMW 初代M3 E30 EVO DTMを現代的にアレンジしたイメージで、最新のM2にさらなるアグレッシブさを注入している。
インパクトの強いフェンダーは、空力サイドスカートでつなげられてスポーティなサイドビューを強調、ストックパネルとシームレスにつなげられるバンパーエクステンションも作成されている。
フロントエンドでは、新デザインのスプリッターとルーバー付きフードを装備、足まわりにはレトロなデザインのアフターマーケット製アルミホイールを装着。リヤエンドには洗練されたディフューザー、固定式リヤウィング、ダックテールスポイラーが確認できる。
同ブランドは、これらのアップグレードは単なる外観上の変更ではないと明言しており、スプリッターと二段式のリヤウィングは、ダウンフォースと安定性をより強化するという。また、ディフューザーにはBMW Mのクアッドエキゾーストパイプに代わり、Fi-Exhaustパイプがセンターに装備され、よりアグレッシブなサウンドを実現しているという。
パワートレインには最高出力480psを発揮する3.0L 直列6気筒ツインターボエンジンが搭載されており、特に変更は加えられていない。
Meisterボディキットは、グラスファイバー、カーボン ファイバー、またはその両方の素材の組み合わせを使用して、顧客の好みに合わせてカスタマイズできるという。価格は明らかにされていないが、変更されるポイントが大きいことから、かなり高額なアップグレードとなることだろう。