ラリー・ダートトライアル用タイヤ「アドバンA053」、オンロード性能とオフロード性能を高次元で両立した「ジオランダーA/T4」、よりアグレッシブなオフロード性能とデザインを実現した「ジオランダーX-AT」がクラス優勝を足もとで支えた
「全日本ラリー選手権」第7戦で優勝したのは、JN-3クラスの山本悠太選手/立久井和子選手組(Sammy K-one ルブロス YH GR86)、JN-4クラスの内藤学武選手/大高徹也選手組(YH TEIN アーリット スイフト)。両チームはグラベル(未舗装路)で高い戦闘力を発揮するよう設計したラリー・ダートトライアル用タイヤ「ADVAN A053(アドバン・エイ・ゼロゴーサン)」を装着した。
両チームはともに2023年の同クラスシリーズチャンピオンを獲得しており、今年度の連覇を狙い参戦している。なお、最高峰クラスのJN-1に参戦した奴田原文雄選手/東駿吾選手組(ADVAN KTMS GRヤリスラリー2)は2戦連続で3位を獲得した。
一方、「XCRスプリントカップ北海道」第4戦を制したのは、XC-1クラスの惣田政樹選手/猿川仁選手組(ジオランダーブラV・SFランドクルーザー)、XC-2クラスの番場彬選手/梅本まどか選手組(CUSCO YHジオランダー HILUX)。第3戦で優勝したXC-3クラスの塙郁夫選手/佐竹尚子選手組(岩手トヨタ GEOLANDAR ライズ)は2位を獲得している。
横浜ゴムは今年5月に発売した新商品で、オンロード性能とオフロード性能を高次元で両立したオールテレーンタイヤ「GEOLANDAR A/T4(ジオランダー・エイティフォー)」と、よりアグレッシブなオフロード性能とデザインを実現したオールテレーンタイヤ「GEOLANDAR X-AT(ジオランダー・エックスエーティー)」を供給。番場選手は2022年と2023年に同クラスのシリーズチャンピオンを獲得しており、今年度3連覇を狙って参戦している。
「全日本ラリー選手権」は国内ラリー競技の最高峰シリーズで、全国各地を舞台に全8戦開催。「ラリー北海道」および前回の「ARKラリー・カムイ」はグラベルコースとなっている。一方「XCRスプリントカップ北海道」は北海道を舞台に全6戦開催されるクロスカントリーカーやSUVで競うスプリントラリー。なお「全日本ラリー選手権」、「XCRスプリントカップ北海道」の「ARKラリー・カムイ」では、それぞれ3クラス、2クラスで優勝している。