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走りや乗り味が高水準のHV 加速力が向上したガソリン車
カローラクロスはカローラの歴史の中で初のSUV。2023年10月の一部改良ではパワートレイン、先進運転支援機能のトヨタセーフティセンス、安全装備、コネクティッド機能を進化&充実させ、HVはすべての電動モジュールを刷新。
エクステリア
ガソリン車は従来の1.8ℓから2.0ℓダイナミックフォースエンジンに変更。室内では「Z」の場合、従来の7インチから12.3インチに拡大したディスプレイの採用が目玉だ。
インストルメントパネル
SUVといっても都市型クロスオーバーモデルのキャラクターであり、最低地上高は160㎜。HVはFFとE-Four=電気式4WDが選べ、ガソリン車はFFのみとなる。なお、全車、最小回転半径が5.2mと小まわりが効き、扱いやすさはなるほどカローラ一族ならではだ。
居住性
主力となるHVの走りはトヨタの上級サルーンを思わせる快適感があり、しなやかで上質な、段差を乗り越えても高いボディ剛性と足まわりが見事にいなす乗り心地の良さが最大の魅力。動力性能的には必要十分という範囲にとどまるものの巡行時の静粛性はハイレベル。ただし、エンジンが回りだすと車内にこもり音のようなノイズが発生するところが惜しまれる。2.0ℓとなったガソリン車は1.8ℓ時代と比較すればワンランク上のスムーズかつHVに負けない加速性能、巡行時の車内の静かさを発揮。
うれしい装備
月間販売台数 5545台 (23年9月~24年2月平均値)
現行型発表 21年9月( 一部改良 23年10月)
WLTCモード燃費 26.4 ㎞/ℓ ※ハイブリッドのFF車
ラゲッジルーム
こちらもエンジンのこもり音が気になる人は気になるかも。とはいえ改良で加わったプロアクティブドライビングアシストによる走りやすさは特筆モノだ。
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.158「2024-2025 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。