SUV3列シート車編|現行型を100万円安くゲットする中古車探し【モーターファンおすすめ中古車】

ランドクルーザープラド
ミニバンよりもSUV派。かつ、3列シートSUVを探している場合、ネックになるのは、その価格。価格を抑えつつ、現行モデルを入手するには、中古車を選択することになる。そこで今回の【モーターファンおすすめ中古車】では、現行モデルが300万円以内で狙える3列SUV/クロスカントリー車を紹介する。

ホンダCR-V ターボエンジンが力強く、取り回し性も悪くない!もっと注目されるべき一台

ホンダCR-Vは、1995年に初代が登場したホンダの世界販売の大黒柱となっているSUVだ。5代目となる現行モデルは、2018年に日本で発売。本来の強みである広い室内空間や使い勝手の良さに加え、あらゆる状況において安心で快適な走りを提供できるダイナミクス性能を目指して開発された。また新世代プラットフォームへ刷新したことで、基本骨格から大きく進化。「走る」「曲がる」「止る」の基本性能も磨き上げられた。従来モデルからロードクリアランスを40mmアップし、さらにホイールベースも延長。加えて、ワイドトレッド化と18インチの大径タイヤ、大きく張り出した前後フェンダーにより、SUVならではの力強く頼もしい走破性を想起させるエクステリアデザインとなった。全長4605mm、全幅1855mm、全高1680mmと意外とコンパクトで取り回し性もさほど悪くない。全長4605mmで3列シートを装備させるとは、ホンダおそるべしである。

パワートレーンは、2.0ℓエンジンに2つのモーターを組み合わせたハイブリッドと1.5ℓターボエンジンの2種類が設定されている。ハイブリッドシステムはホンダ車ではおなじみの「e:HEV」だ。市街地などでは駆動用モーターを主体として駆動し、リニアな走りが気持ちいい。またエンジンとも直結しているので高速道路などより力が必要な時はエンジンのみで走ることもできる。ただ残念ながらバッテリーを収容する関係で3列シートの設定はない。しかし3列シート仕様が選べる1.5ℓターボモデルも充分パワフルで、最高出力190ps、最大トルク240Nmと2.4ℓNAエンジンに匹敵する。高回転まで伸びやかに加速するのでハイブリッドとは一味違う気持ちよさが味わえる。

3列目は、お世辞でも広いとは言い難いが、ライバルである三菱アウトランダーや日産エクストレイルの3列シートに比べれば実用的だ。3列目シートにも内部にスプリングを使用するなど、3列目シートの乗員の居住性に配慮がなされている。

平均中古価格は約297万円。
たとえば「CR-V 1.5 EX 7人乗り 2018年式、走行1万kmで車両本体価格269万円」というような中古車がある。CR-Vは、ベースグレードの「EX」でもナビが標準でついてくるなど装備が充実しているので中古で選ぶ際にはありがたいポイントだ。

詳細スペック:EX(7人乗り)

全長×全幅×全高(㎜)=4605×1855×1680
ホイールベース(㎜)=2660
エンジン:1.5ℓ 水冷直列4気筒DOHC16バルブターボ
駆動:FF
最高出力:190ps(140kW)/5600rpm
最大トルク:24.5kgm(240Nm)/2000-5000rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
トランスミッション:CVT
車重(kg):1590
新車価格:342万1440円
※2018年発売当時のスペック

日産エクストレイル 後期型でも100万円代で狙える!

日産エクストレイルは、アウトドアスポーツを楽しむ若者をターゲットとしたSUVだ。2013年に発売された現行モデルは3代目に当たる。エクステリアデザインは、初代や2代目のスクエアなデザインから一転、よりシャープでスタイリッシュになり都会派SUVとしての要素を強めているのが特徴だ。ただ、4WDモデルは「ヒルスタートアシスト」、「アドバンスドヒルディセントコントロール」、「ヨーモーメントコントロール」機能などしっかりSUVとしての走破性を兼ね備えているのもポイントだ。また2017年のマイナーチェンジでは、高速道路同一車線自動運転技術「プロパイロット」がオプションで設定された。

パワートレーンは、2.0ℓのNAエンジンと2.0ℓエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムの2種類が設定されている。ただし、7人乗り仕様はCR-Vと同じく、ガソリンモデルにのみ設定される。2.0ℓNAエンジンの魅力は軽快さだ。ハイブリッドと比べて100kg以上軽いので特に街乗りが多いならガソリンモデルがおすすめだ。

3列目は非常に狭く、エマージェンシー用と割り切って使うのが良いだろう。シートも薄いため子どもでも長時間は厳しい。

平均中古価格は約180万円。モデル末期ということもあり、後期モデルでも100万円代で狙える。
たとえば前期モデルなら「エクストレイル 20X 7人乗り 2014年式、走行4万7000kmで車両本体価格123万円」というような中古車がある。

詳細スペック:20X(7人乗り)

全長×全幅×全高(㎜)=4640×1820×1715
ホイールベース(㎜)=2660
エンジン:2.0ℓ 直列4気筒DOHC
駆動:FF
最高出力:147ps(108kW)/6000rpm
最大トルク:21.1kgm(207Nm)/4400rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
トランスミッション:CVT
車重(kg):1510
新車価格:231万9450円
※2013年発売当時のスペック

今回は現行モデルが300万円以下で狙える3列シートSUV/クロカンを紹介した。クロスカントリー車、都会派SUVまでさまざまなモデルを300万円以内で狙うことができる。3列シートSUV/クロカンを中古で検討している方は、ぜひこのなかから好みにあったクルマを選んでいただきたい。

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