三菱自動車は、フィリピンで発表予定の新型7人乗りSUVコンセプトのティザーイメージを初公開した。
三菱はまだ車名も明らかにしていないが、このコンセプトモデルは、ASEAN(東南アジア諸国連合)地域で展開しているコンパクトSUV「XForce(エクスフォース)」をベースにしたクルマのプレビューである可能性がある。
公開されたティザーイメージは、フロントとリヤクォーターパネルの部分的な画像だが、ウェブサイトの隠しテキストには「DSTコンセプト」と記述されている。
写真をよく見ると、3列シートの7人乗りSUVとしては後部ドアのシャットラインがテールゲートにかなり近いことが分かる。このことから、このコンセプトは生産中止となったパジェロの後継車よりも小さいのではないかと考えられる。
このコンセプトはプラットフォームを1トンピックアップの「トライトン」と共有する新世代「パジェロスポーツ」を予告するもので、まもなくデビューするという可能性もある。ただし、トラックベースのSUVは通常、今回のコンセプトモデルよりも後部オーバーハングが長い。
より有力な説は、エクスフォースの延長バージョンとしてボディワークを再設計し、3列シートレイアウトにしたクルマであるというものだ。LEDヘッドライトはエクスフォースのそれに似ており、またグリルはアウトランダーからインスピレーションを得ている。
パワートレインのオプションについてはまだ詳細が明らかにされていない。このコンセプトがエクスフォースベースであれば、おそらく最高出力105PSを発生する1.5L 4気筒エンジン+CVTのノンハイブリッドユニットを搭載した前輪駆動モデルとなるだろう。
新型SUVコンセプトの発表は、10月24日から27日まで開催されるフィリピン国際モーターショー(PIMS)とされている。