Dynisma社は車両とドライバーの最高のパフォーマンスのために最新のDynisma DMG-1システムを提供
日産フォーミュラEチームは現在、12月7日にブラジル・サンパウロでのラウンド1を皮切りに始まる2024/25 ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン11に向けて準備を進めているが、さらにその先のGEN4時代に向けて競争力を高めるための準備も進めており、シーズン12に向けてDynisma社の特注新型レーシングシミュレーターの供給を受ける計画だ。
レースの世界においては、実際にサーキット上で走行できる時間は限りがあるため、最先端のシミュレーターは非常に重要な役割を果たす。イギリスに本拠を置くDynisma社のサポートを受けて、ドライバーはレースに向けてより正確でリアルな準備を行うことができ、チームのエンジニアはイベント前にセットアップや技術的な変更をさらに最適化することができる。Dynisma社は、車両とドライバーの最高のパフォーマンスのために最新のDynisma DMG-1システムを提供する。
日産フォーミュラEのゼネラルマネージャー兼日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクターであるトマソ・ヴォルペ氏はこように述べている。
「シミュレーターは、どのフォーミュラEチームにとっても最も重要なツールのひとつであり、最高の技術を導入することが非常に重要です。各レースで実際にサーキットを走る時間は限られているため、ドライバーはそれぞれのレース開催地のサーキットに慣れるために数時間をシミュレーターで過ごします。Dynisma社はこの分野の世界的リーダーであり、彼らと提携は必然でした。私たちは2030年までフォーミュラE参戦を表明しており、競争力の強化に取り組んでいます。パリの新施設への移転はすでに大きなメリットをもたらしており、私たちの次のステップはアップグレードされたシミュレーターを迎えることです」
そして、Dynisma社のアッシュ・ウォーンCEOはこう述べている。
「当社の使命は、世界で最も没入感のあるシミュレーターを作成し、最も広いバンド幅と最も低いレイテンシー(遅延時間)を提供することです。日産フォーミュラEチームの公式シミュレーターパートナーとなることを大変嬉しく思います。電動レーシングシリーズはEV技術の頂点であり、革新、精度、適応性が成功の鍵です。この急速に進化するレースにおいて勝利を目指す日産フォーミュラEチームをサポートできることを楽しみにしています」